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2016年05月18日

2016年流行る? りんご病をいま知りたい!

提供元: Doctors Me


5年に1度、りんご病が大流行すると言われています。それが今年、2016年です。
りんご病は子どもの病気のイメージがありますが、実は大人も感染することがあるようです。特に妊娠中の方は要注意だと言われています。

今回のテーマは「りんご病」です。小児科医に話を聞きました。

Q.「りんご病」とはそもそもどのようなことでしょうか。

りんご病の正式名は『伝染性紅班(でんせんせいこうはん)』といいます。

両方のほっぺたがりんごのように赤くなって気付かれることが多いため、一般的にりんご病と呼ばれています。
ほっぺたの赤みに加えて、手足や全身にレースのような赤い発疹がみられることもあります。赤みは数日で落ち着くこともありますが、出たり消えたりする症状が一ヶ月ほど続くこともあります。

赤みが現れる前の初期症状は、微熱や、鼻水など風邪のような症状がみられます。この時にりんご病の特徴は特に現れないため、この時点ではりんご病とは一般的にはわかりません。これらの風邪のような諸症状が落ち着くと、赤みが現れます。赤みが見られる時には発熱などの症状は通常見られません。

Q.「りんご病」の原因はどのようなものでしょうか。主な感染経路についても教えてください。

りんご病は、ヒトパルボウイルスB19が感染することによって起こります。
くしゃみなどで飛んだつばなどに含まれるウイルスを吸い込んでしまうことで起きる飛沫感染や、ドアノブなどについたウイルスに触ってしまい、口に入ることで起こる接触感染によって人から人に感染します。

顔に赤みが現れてりんご病とわかる前の、風邪のような症状が出ている時に感染しやすいです。

ウイルスに感染してから症状が現れるまでの潜伏期間はおよそ1~3週間です。

Q.りんご病を疑う場合、どのような行動をとったらいいでしょうか。

症状がでたらお子さんは小児科、大人は内科に受診するようにしましょう。

りんご病を治す特効薬は、現在ありません。
病院でりんご病と診断を受けた場合、症状を和らげる対症療法が行われます。赤みだけであれば、内服などはないことも多いです。

なお、りんご病に似たような症状を起こすものに、溶連菌の感染があります。溶連菌に感染した場合、抗生物質を正しくとる必要があります。

正しく診断を受けるためにも、症状が現れたら病院に相談しましょう。

Q.りんご病に大人がかかることはあるのでしょうか。

大人がりんご病にかかると、発熱や関節痛、全身倦怠感が起こることがあります。子どもに比べると症状は重くなりやすいです。

特に妊娠中、特に妊娠初期は要注意です。
妊娠中に感染すると、胎児貧血を起こしたり、胎児水腫という赤ちゃんのむくみが生じたり、流産などの原因になります。

なお、一度かかると免疫ができます。そのため、一般的には再発はないとされています。

最後に医師からアドバイス

りんご病は、一般的には重症化することは少ないですが、妊婦さんは特に注意するべき病気と言えます。

予防としては風邪の予防と同じです。手洗いうがいの他にも、免疫力を高く保てるように栄養バランスの良い食事と質の良い休息を摂るようにしましょう。

(監修:Doctors Me 小児科医師)
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