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2016年04月27日

女性全員に伝えたい!卵巣のう腫ってどんな病気?

提供元: Doctors Me


卵巣のう腫という病名を聞いた事がありますか。
婦人科検診で偶然指摘された、という方もいらっしゃるかもしれません。歌手の宇多田ヒカルさんも卵巣のう腫で手術した経験があるようです。

今回のテーマは「卵巣のう腫」です。卵巣のう腫がどういう病気なのか、医師に詳しく聞きました。

卵巣のう腫とはどのような病気なのでしょうか?

まずは『卵巣のう腫』について、お伝えしてまいります。

【卵巣のう腫とは…?】
卵巣は左右に1つずつあります。正常な大きさはくるみ大です。
卵巣のう腫とは、卵巣に液体などがたまって卵巣が腫大している状態をいいます。分泌物がたまって嚢胞のようになるもの、細胞が増殖する事で腫瘤のようになるものなどさまざまです。超音波検査やMRI検査で診断されます。

【卵巣のう腫の種類とは…?】
卵巣のう腫は卵巣の中に溜まったものによっていくつかの種類に分類されています。
チョコレートのう腫:子宮内膜や血液で、貯留物がチョコレート色に変化します。
漿液性(しょうえきせい)のう腫:サラサラした液体が溜まる
粘液性のう腫:弾力性のある粘液が溜まる
類皮のう腫(奇形腫):内容物が髪の毛や歯牙、骨や皮膚です。

【卵巣のう腫になりやすい人とは…?】
卵巣のう腫は、年齢が若い人も発症します。
類皮のう腫は10代~20代の若い女性にもあり、チョコレートのう腫は30代~40代に多いとされます。

【卵巣のう腫の症状とは…?】
多くは無症状ですが、内容物が溜まり卵巣が大きくなる事があります。
その場合は腹部膨満感、便秘、下腹部痛、不正出血などの症状があらわれる事があります。

卵巣のう腫になるのはなぜでしょうか?

卵巣のう腫の中でも原因がはっきりしているのは、チョコレートのう腫だけです。
チョコレートのう腫は、子宮内膜症に伴って起きるもので、卵巣内に子宮内膜や血液が貯留します。

その他の卵巣のう腫は原因がはっきりしていません。

予防として日頃、心がけることはありますか?

卵巣のう腫は若い世代(10代)から、どの世代の女性にも起こりうる疾患です。
チョコレートのう腫以外は原因が不明なため予防は難しく、それだけに早期発見を心がけることが大切です。

婦人科検診では、超音波検査を行っています。検査は早期発見につながります。定期的に婦人科検診を受診しておくことも大切でしょう。

また、腹部膨満感や腹痛、不正出血などの症状があって心配な場合は、早めに婦人科を受診しましょう。

卵巣のう腫の9割は良性って本当ですか?

卵巣のう腫の9割は良性である、とDoctors Meページに記載があります。ですが、これは個人によってことなるので一概には言えません。

1.チョコレートのう種は要注意
「チョコレートのう腫」の一部は悪性化し、卵巣がんになるケースが報告されています。40歳以上でチョコレートのう腫がある場合は、卵巣摘出手術をすすめられる事があります。

2.大きくなった場合は注意
その他の卵巣のう腫は多くの場合で良性ですが、大きくなる可能性があります。経過観察が必要です。
大きくなると腹部膨満感や腹痛、不正出血などが起こります。こういった症状がある場合には、早めに医療機関を受診しましょう。
また、大きさがこぶし大より大きい場合「卵巣茎捻転」と呼ばれる状態を起こしやすくなり、こうなると、急激な腹痛が起こり、緊急の摘出手術が必要になります。

急激に起きる腹痛は卵巣茎捻転の可能性があります。一刻も早く医療機関を受診してください。

妊娠中にも卵巣のう腫になるのでしょうか?

妊娠中に認められる卵巣のう腫は「黄体のう腫」と呼ばれるものが多いです。
妊娠週数が進むにつれて消退していきますが、その他の場合は大きさによって対応が変わります。

・5cm以下の場合:経過観察となります。
・5~10cmの場合:MRI検査を行い、のう腫の内容を確認します。大きくなっていないか、など適宜確認して経過を見ます。
・10cm以上ある場合:摘出が望ましいとされています。10cm以上の卵巣のう腫は悪性の可能性があること、分娩の妨げになることがあるからです。摘出手術は妊娠14~20週に行われる事が多いようです。

最後に医師からアドバイス

卵巣のう種は、知識があれば決して怖い病気ではありません。
まずはご自分の卵巣の状態を確認するためにも、定期的に婦人科を受診してみてはいかがでしょうか?

(監修:Doctors Me 医師)
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