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2016年06月30日

赤ちゃんの血液型はいつから調べていいの? 人生の途中で血液型が変わるってホント?

提供元: Doctors Me


「血液型が変わった!」

時折、こう言う方がいます。それも、輸血も何もしなくてもです。果たして、そんなことが本当に有り得るのでしょうか?

子どもの血液検査や血液型が変わったとする可能性について触れていきます。

血液型は赤血球表面がどの抗原を持っているか?で分けられる

A型…A型抗原を持っている
B型…B型抗原を持っている
AB型…AB型抗原を持っている

血液中の血清の中の抗体は、必ず赤血球表面の抗原が反応しない方に反応する性質を持っています。

・赤血球表面の抗原がA型なら、血清中の抗体は「B型に反応する抗B抗体」
・赤血球表面の抗原がB型なら、血清中の抗体は「A型に反応する抗A抗体」

赤血球表面の抗原を調べる検査を「表検査」、血清中の抗体を調べる検査を「裏検査」と言い、正式な血液型判定では、必ず両方で明らかにします。


赤ちゃんの抗体は…分からない!

困ったことに、新生児の血清中の抗体は未熟! というより、生後4カ月くらいからようやく生成され始めるため、生まれて間もない赤ちゃんには、血清中の抗体を調べる検査自体ができないのです。

そこで、今では「新生児の血液型判定は、無理に行わない」というのが鉄則になっています。

血清中の抗体を調べる裏検査ができないので、昔は、赤血球表面の抗原のみを調べる「表検査」で、血液型を判定していた可能性があります。

そうするとやはり、「血液型の誤診」も珍しくはなかった訳で、大人になって献血や健康診断等でA型だと思っていたのに「AB型だった」とか、B型だと思っていたのに「O型だった」というケースが出てきます。


赤ちゃんの血液型は、いつ頃に調べればいいのか?

少しでも早く血液型を知りたいと思うのであれば、満1歳の誕生日に血液型を調べるのがお勧めです。

何故なら、この頃には血清中の抗体が整い、裏検査ができるようになっているからです。裏が取れれば、表が少々曖昧でも、ほぼ確実な結果が出るという訳ですね。


血液型は変わらない!

近頃の産院では、新生児の血液型判定をしなくなったことに不満を感じておられる親御さんもいるようですが、本当はしないのではなく、できないことがお分かりいただけたかと思います。

できないのに無理にすれば、誤解を招くことも有り得るので要注意です。ただ、検査時期さえ誤らなければまず、「人生の途中で血液型が変わった」などという騒ぎは起きません。


判定が難しいケースも…

一般の血液型判定では A型因子も B型因子も出にくい「亜型」と呼ばれる変異型の血液型を持っている人もいます。

これを誤って、「O型」と言われてしまうことも十分有り得ますが、その場合は、医師も分かりますから、念入りに検査をするものです。


血液型を曖昧にしてしまう特殊な疾患も!

一方、血液型を曖昧になる代表格が「急性骨髄性白血病」です。

その他、やむを得ず、本来と異なる血液型の骨髄を移植したり、多量の輸血をした場合にも、一時的に血液型判定の結果が揺らぐことがあります。けれども、これらも実際には、先の「誤診の類い」であって、徐々に元に戻るものなのです。

昨今では、癌の末期症状として、B型物質が大量に作られた結果、O型の人がB型に見えたり、A型の人が AB型に見えるケースもあることがわかっていますが、いずれにせよ、生死の境を彷徨うような大病や大けがをしない限り、私たち人間の血液型が変わることはありません、いや、例え生死の境を彷徨うような大病や大けがをしても、血液型は変わりません。

これが一般的な定義です。
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