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2016年07月13日

妊婦さん、夏はほんとにご用心。妊娠中の熱中症対策。

提供元: Doctors Me


妊娠すると体が日々変化し、体調を整えるのが難しくなります。その上、夏場を迎えると暑さも加わって熱中症も心配です。お腹の子への影響もあるのでしょうか?

今回は、妊娠中は熱中症にどのように対策すればいいのか、医師に聞いてみました。

妊娠中は、熱中症にかかりやすいというのは本当ですか?

妊娠中はホルモン状態の変化により体温が高く、汗をかきやすかったり、体温調節を行う脳の部位が働きにくくなり、血液量や濃度も変化します。

これらの要因から、妊娠中は熱中症にかかりやすくなります

妊娠中に熱中症にかかると、お腹の赤ちゃんに影響はありますか?

熱中症で、脱水症状が強くなると、お腹の赤ちゃんへの血液循環が低下し、酸素や栄養が十分に送られなくなり、影響が出る可能性があります。

また、腎機能・肝機能に問題が出たり、血液凝固に問題が生じるほど、熱中症が重症になれば、やはりお腹の赤ちゃんにも何らかの影響があると考えられます。
さらに、妊婦が意識を失って転倒し、お腹を打ったりする可能性もあります。

ただ、基本的には妊娠中の女性の体は、赤ちゃんを守るように自動調整が働きますので、過剰に心配する必要はありません。

妊娠中を考慮した熱中症対策を教えてください。

1.水分補給をする
のどが渇いたと感じる前に、定期的に水分補給をしましょう。
水分の取りすぎは足のむくみや体重増加にもつながりますが、目安として、尿量が保たれる程度の水分は取るようにしましょう。
冷たすぎる水分は、体を冷やし体力を奪いますので、常温のものがいいでしょう。

2.塩分・糖分も補給する
水分だけでなく、塩分や糖分も、合わせて取るようにすると効果的です。
甘いジュースや炭酸飲料ではなく、水や薄めたイオン飲料・スポーツドリンクを取りましょう。

3.室内でも温度調整に気をつける
室内でも、カーテンやエアコンをうまく使い、快適な気温や湿度を保ちましょう。

妊娠中に熱中症対策する際、注意すべき点を教えてください。

・特に気温が高くなる11時から15時ぐらいを避けて外出し、帽子や長袖の上着、日傘をうまく利用して日よけをしましょう。

・首の横、わきの下、足の付け根など大きな血管が通っているところを、タオルで包んだ保冷剤などで冷やすと効果的です。

・外出や野外イベントでは決して無理なスケジュールを組まず、疲れを感じる前に休憩を入れましょう。

・妊娠初期はもし外出先で意識を失って倒れたとしても、妊婦であることを気づいてもらいにくいので、状況に応じてマタニティマークをつけるようにしましょう。

・かかりつけの産院の連絡先を分かりやすく記載したり、母子手帳を常に持ち歩くなども有効でしょう。

・食事で、鉄分・カルシウム・タンパク質・ビタミン・クエン酸などをとり、体力を保つようにしましょう。

最後に医師からアドバイス

ただでさえ妊娠中は疲れやすいのですから、暑い時期は大変です。
妊娠期間は9か月ありますので、妊娠初期・中期・後期のどこかで暑い時期を乗り越えるタイミングが来るでしょう。うまく対策をし、暑い時期の数カ月を乗り切っていきましょう。

水分をどの程度取ってよいかなど、具体的な対策については主治医と十分相談してください。

(監修:Doctors Me 医師)
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