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2016年07月13日

妊娠中の女性は要注意! 甲状腺の病気「橋本病」に気をつけて!

提供元: Doctors Me


橋本病とは甲状腺の病気の一つです。中年女性に多い病気なので、もしかしたら周囲、またはご自身が橋本病といわれたことがある人もいるのではないでしょうか。

そこで、今回は橋本病について医師に解説していただきました。

橋本病とはそもそもどのような状態ですか?

正式名称は慢性甲状腺炎といいます。1912年に日本の橋本先生が初めて報告されたので、「橋本病」とも呼ばれるようになりました。

喉の前側には、甲状腺というホルモンの分泌をつかさどっている器官があり、主に自律神経の働きを支配し、活発な活動をできるように身体を調節しています。
「橋本病」とは、この甲状腺が慢性的に炎症を起こし、甲状腺の機能が低下している病気です。

若い世代から中高年の女性に多いのが特徴で、成人女性の約3~10%を占めると言われています。

橋本病が起こるとどのような症状が現れますか?

まず甲状腺が腫れて大きくなります。
初期には甲状腺機能亢進による症状(体重減少、頻脈など)が出ることがありますが、その後は甲状腺機能低下による症状が出現します。

甲状腺機能が低下すると、以下のような症状が現れます。

・体重増加
・うつ状態
・寒がり
・手足のむくみ
・全身の疲れ
・脈拍数の低下
・高コレステロール血症
・便秘
・記憶力の低下
・不妊
・毛髪の脱落

また、橋本病は、自己免疫疾患(膠原病)をわずらっている場合にも多く合併することが知られています。

橋本病にはどのような治療が行われますか?

血液検査により甲状腺ホルモンがどの程度分泌されているかを調べます。

甲状腺機能が低下(甲状腺ホルモンが不足)している場合には、甲状腺ホルモン製剤を内服で補う治療がおこなわれます。

甲状腺に異常があっても甲状腺機能が正常な場合には、特別な治療を行わずに、年1回の定期検査で経過観察となります。

橋本病は妊娠・出産に影響はありますか?

橋本病にかかっている女性が妊娠・出産する場合、専門医による適切な治療の継続が必要です。妊娠中は、妊娠高血圧や流産のリスクが高まりますので、内分泌内科医と産科医の連携が重要となります。

また、妊娠中は胎児に多くの栄養を取られるため、甲状腺から分泌されるホルモンが不足し、甲状腺機能が低下しやすいといわれています。妊娠中は免疫系も変化するため、自己免疫疾患にもなりやすいといわれています。そのため、妊娠中・出産後に橋本病にかかりやすいと考えられています。

橋本病は完治しにくいというのは本当ですか?

甲状腺が慢性的に炎症を起こしてしまうと、機能が戻りづらいということはあります。ただし一時的な甲状腺機能低下ですむ場合もありますので、定期的な検査が必要です。

医師からのアドバイス

橋本病は、身近な病気の一つですが、症状からは気づかれにくいこともあります。

もし体調不良を感じる場合は、病院で相談してみてくださいね。

(監修:Doctors Me 医師)
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