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2016年08月23日

ジカ熱ウイルス輸血でも感染...妊娠中の方は特に注意を

提供元: Doctors Me


今回のニュースは、ジカウイルスの感染症(ジカ熱)に、輸血を通じて感染したケースを確認した、というものです。
2016年1月に同じ提供者から血小板の輸血を行った54歳と14歳の女性患者2人が、発疹やひざの痛みを訴えたため血液、尿を調べたところ、ジカウイルスに感染していることが確認されました。

これまでは主にジカウイルスに感染した蚊に刺されることによって感染し、性行為でも感染した例があるとされていましたが、今回のケースから輸血といった医療行為によっても感染することが判明しました。

今回はこの「ジカウイルス」の感染経路、症状、予防方法を医師に解説していただきました。

ジカ熱の感染経路


ジカウイルスを媒介する蚊に刺されることが最も多い感染経路となっています。
日本国内においてはヒトスジシマカ、海外においてはネッタイシマカなどがウイルスを媒介する可能性がありますので、とにかく蚊に刺されないような対策が必要です。

性行為


性交渉においてジカ熱が感染した例が報告されており、流行地から帰国した男女はジカウイルス感染の症状がある、ないにかかわらず帰国後最低8週間以上はコンドームを使用するか、性行為を控えます。
また、パートナーが妊娠中の場合も帰国後はコンドームを使うか、性行為を控えましょう。

輸血


輸血は、今回初めて報告された感染経路ですが、日本では海外から入国した人は入国後4週間、ジカ熱にかかった人は治癒してから1カ月間は献血を受け付けないということです。
危険性は低いと思いますが、海外で輸血を受けることになった際は、注意が必要でしょう。

ジカ熱の症状

発熱・関節痛


2~12日くらいの潜伏期間の後、2割くらいの人に軽い発熱筋肉痛関節痛、発疹、結膜炎だるさなどが現れます。

感染に気付かない


8割の方はほとんど何の症状もなく、感染に気付かないこともあります。

ギラン・バレー症候群


ジカウイルスの感染によって、ギラン・バレー症候群を発症する可能性もあります。

小頭症


妊娠中の女性が感染すると、小頭症の赤ちゃんが生まれる危険性があります。

脳炎


成人でも脳炎を起こす可能性もあると報告されています。

ジカ熱の予防方法

■蚊に刺されないようにする(特に妊娠中の女性)

■蚊の発生を防ぐ。水がたまった空き缶などを放置しない

■蚊帳、虫よけスプレーなどを活用する

■妊娠中の方、妊娠希望の方は流行地への渡航をできるだけ避ける

■流行地から帰国後は症状がなくても、最低8週間以上は性行為の際はコンドームを使用する

海外では蚊に要注意

■特殊な事情がなければ妊婦は流行地への渡航を避ける

■とにかく蚊に刺されないようにする。(熱帯の蚊は日中も活発に活動することがある)

■素足や、肌を露出した服装を避ける

■ 蚊取り線香や虫よけスプレーを持参、使用する

■水たまりや草やぶに近づかない

ジカ熱の世界的流行の謎

ジカ熱の流行地は、ブラジル、ジャマイカ、エルサルバドル、コロンビアなどの中南米に多いようです。
熱帯に生息するネッタイシマカが主にジカウイルスを媒介することによりこれらの地域で流行が見られるものと考えられます。

中南米以外ではアメリカのフロリダ州で感染拡大が確認されております。

日本のジカ熱感染状況

日本においては、海外から持ち込んだとみられるジカウイルスの感染症が複数名確認されています。

また、ブラジルのリオ・デ・ジェネイロで開催されたオリンピック、パラリンピックのため、日本と流行地域の往来が増えているので今後感染が広がるおそれも懸念されます。

特に妊婦さんは感染に注意

日本国内の輸血は、現在のところ対策措置が講じられており感染の可能性は非常に少ないと考えられます。

輸血を要するときは多くの場合緊急事態ですので、避けきれない場合もありますが、特に妊娠中の女性などは常にジカ熱のことは意識しておきましょう。

(監修:Doctors Me 医師)
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