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2016年09月07日

妊娠20週までは風疹感染に要注意 母親たちが作った1冊の絵本

提供元: Doctors Me


妊婦さん
2016年9月2日(金)に報道されたニュースにて、妊娠20週くらいまでに風疹に感染したことによって、お腹の赤ちゃんが障害を負ってしまったお母さんのグループが、風疹の怖さを伝える絵本を作成したことが話題に上っておりました。

ワクチンで感染を防ぐことが可能なことや、女性だけでなく男性もワクチンを受け、流行を防ぐことが大切であることなどを描いて、医療機関などにおいてもらう活動をしているということです。

今回は妊娠中の方には特に注意していただきたい「風疹」や「先天性風疹症候群」について、症状や予防接種の方法について医師に解説をしていただきました。

風疹の原因、症状、感染経路

原因


風疹ウイルスの感染によって起こります。

症状


発熱やリンパ節の腫れ、発疹を特徴とします。大人の場合は症状が麻疹に似ることもあります。

感染経路


感染した人の咽頭から出る液に病原体が含まれ、接触感染または飛沫感染します。

妊娠中の風疹が赤ちゃんに与える影響

赤ちゃん
妊婦さんが妊娠20週くらいまでに風疹に感染してしまうと、妊婦さんの身体を通じて赤ちゃんに風疹のウイルスが感染してしまい、赤ちゃんの心臓や目、耳などに障害が出る場合があります。

これらの症状をまとめて、先天性風疹症候群と呼びます。

先天性風疹症候群(CRS)

先天性風疹症候群とは上述のように妊娠20週くらいまでに妊婦さんが風疹に感染してしまったことが原因で、赤ちゃんの身体の様々な部位に障害が出るものをいいます。

症状


難聴
・心臓のつくりの異常
動脈管開存症など心臓の病気
・先天性の白内障や網膜症など目の病気

障害が発生する確率


<妊娠1カ月>
50%に障害が発生するといわれています

<妊娠2カ月>
35%程度

<妊娠3カ月>
20%弱

上記のように、妊娠が進行するにつれて風疹に罹患しても赤ちゃんに障害が発生する確率は下がっていくといわれています。

風疹とはしか(麻疹)との違い

はしかと風疹は、発疹が出る点、発熱はある点は似ていますが、全く異なるウイルスによって発症します。

症状の重篤さや、はしかの場合口の中に特徴的なコプリック斑が出ることがあるなど様々な点で異なる疾患です。

自分では区別がつきにくいこともあると思いますので、発熱や発疹が出て来たら、早めに医療機関を受診しましょう。

風疹の抗体検査・予防接種

予防接種
風疹には予防接種があります。現在は定期予防接種となっていますが、過去に制度の変更などによって受けていない方もいらっしゃるので、はっきりした記録がない方は風疹の抗体価を血液検査で知ることができますので、検査を受けるようにしましょう。

抗体価が不十分な場合は予防接種を受けることをおすすめします。風疹の予防接種は妊婦さんは受けることが出来ず、接種後は3カ月間避妊する必要があります。

妊娠中に予防接種を受けられる?

予防接種


妊娠中は予防接種を受けることができません。

外出


妊娠してから抗体価が十分でないとわかった方は、人ごみへの外出を避けたり、マスクなどを着用して風疹に感染しないように細心の注意を払うようにします。

特に妊娠20週まではかからないように気を付けましょう。

家族


妊婦さんと接する機会の多いご主人やご両親など、家族の方にも赤ちゃんを守るために風疹の予防接種をお勧めします。

お父さんが風疹の予防接種を受けるべき理由

お父さん
大人の場合、年齢層によって制度の変化などで予防接種を受けていない人も多く、特に20代から40代のお父さんに多い世代に受けていない人が多いといわれています。

ぜひ、お父さんもおなかの赤ちゃんのために検査し、風疹の抗体価が十分でない方は予防接種を受けましょう。

医師からのアドバイス

先天性風疹症候群については、有名なようでいて意外と知られていない部分、あるいは年齢層などが大いにあると思います。

子供にも簡単に読める絵本は、風疹に罹りやすい年齢の子供たち自身にも、実際に自分がかかったときの知識を持ってもらうことにつながり、非常に効果的なことだと思います。

(監修:Doctors Me 医師)
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