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2016年09月27日

放っておくと視力に影響も…。結膜炎の種類と対処法

提供元: Doctors Me


結膜炎にはいろいろな種類があり、季節を問わず、誰でもかかる可能性があります。今回は、結膜炎のさまざまな原因や治療方法をまとめました。



【感染する結膜炎】
ウイルス性結膜炎

ウイルス性結膜炎は、細菌よりもさらに小さな微生物=ウイルスによって起こる結膜炎で、次の4種類があります。ウイルスは温かいところで活発になるので、夏場によく流行します。

流行性角結膜炎

昔から「はやり目」と呼ばれるもので、感染力が強い結膜炎です。アデノウイルス(8型、19型など)が原因で、感染してから1週間前後の潜伏期間を経て発症します。


目ヤニや充血、腫れ、痛みなどの強い症状がありますが、通常は発症後1週間をピークに、10日ぐらいで軽くなります。

炎症が強い場合は、角膜(黒目)の表面に点状の小さな濁りが残ることがあります。これはやがて消えてなくなりますが、数カ月かかることもあり、眼科での適切な治療が必要です。


咽頭(いんとう)結膜熱結膜炎_02

夏場にプールなどで子どもに感染することが多いので、俗に「プール熱」と呼ばれる結膜炎です。アデノウイルス(3型、4型、7型など)によって起こります。


目の症状は流行性角結膜炎より軽いですが、39度前後の発熱やのどの痛み、下痢など、かぜのような症状があります。通常、発熱から10日前後で症状はおさまります。


急性出血性結膜炎

潜伏期間が約1日と短く、白目が真っ赤になる「結膜下出血」を起こすのが特徴です。エンテロウイルスやコクサッキーウイルスなどによって起こります。

白目の充血、目ヤニ、ゴロゴロ感などの症状がありますが、通常は1週間ほどでおさまってきます。


ヘルペス性結膜炎

単純ヘルペスウイルスによる結膜炎で、子どもが初めてヘルペスウイルスに感染したときに多く発症します。症状からはアデノウイルスによる結膜炎と区別できませんが、片目のみの発症が多いことが特徴です。


目のまわりの皮膚に小さな水疱が出ることもあり、その場合はヘルペスに対する軟膏薬によって治療します。

いずれの場合も、ウイルスに対する特効薬はまだありません。通常は、炎症を抑える点眼薬や細菌の2次感染を防ぐ抗生物質の点眼薬を使用し、体内に抗体ができるのを待ちます。


【感染する結膜炎】細菌性結膜炎


細菌性結膜炎

ウイルス性以外にも感染するものとして、細菌感染による結膜炎があります。原因となる細菌にはさまざまな種類があり、目の充血や目ヤニが主な症状です。

ウイルス性結膜炎と違って抗生物質が有効なので、点眼薬を使えば短期間で治ります。


クラミジア結膜炎

細菌のなかでも特にクラミジアトラコマティスの感染によるものが「クラミジア結膜炎」です。封入体(ふうにゅうたい)性結膜炎ともいいます。



大人の場合、ほとんどが性交渉による感染です。片側だけに症状が出ることが多く、耳の前のリンパ節の痛みや腫れ、うみを含む黄色い目ヤニなどが主な症状です。

悪化すると、目の充血、まぶたの腫れ、下まぶたの結膜に大きなブツブツができる、光をまぶしく感じるなどの症状が出ます。生殖器に性感染症の症状を併発することも多く、通常1~3週間で症状はおさまります。


新生児の場合は、母体の産道からの感染が原因です。症状は大人とほぼ同様ですが、肺やのどにも感染して肺炎などを引き起こすおそれがあります。

いずれも抗生物質の点眼や服用で治療できますが、細菌を完全に除去するには長期の治療が必要です。

結膜炎の感染を予防するための5つのポイント

結膜炎_03

結膜炎をうつさないためには、次のような点に注意しましょう。

(1)目をこすったりさわったりしない

結膜炎の目に触れた手でものをさわると、感染が広がってしまいます。

(2)手を石けんでよく洗う

石けんを使い、流水でこまめに手を洗ってください。使用後は蛇口に熱湯をかけましょう。

(3)タオルはNG。ペーパータオルやティッシュを使う

湿ったタオルはウイルスや細菌の温床。ペーパータオルなどを使い捨ててください。

(4)お風呂は最後に入り、浴槽のお湯は毎回かえる

症状が軽くなればお風呂に入れますが、必ず最後に入り、お湯は毎回かえてください。

(5)洗濯は分けて、しっかりと日光に当てる

衣類や枕カバーなどはほかの家族と別に洗濯し、日光に当てしっかり乾燥させてください。



【感染しない結膜炎】アレルギー性結膜炎


アレルギー性結膜炎は、感染しない結膜炎です。花粉、カビ、ダニ、ペットの毛、ハウスダスト、特定の食べ物などが原因(アレルゲン)となり、体内で異物を排除しようと過剰な免疫反応が起こることで発生します。


主な症状は、目の充血、目ヤニ、まぶたの腫れ、目のかゆみ、涙目などで、鼻のアレルギーを併発することも多いです。

治療には、アレルギーを抑える点眼薬や、炎症を抑えるステロイド系の点眼薬を使用します。アレルゲンをなるべく避けることも大切です。


また、アレルギー性結膜炎のうち、特に春から夏にかけて悪化しやすいものを「春季カタル」といいます。

甘くみていると怖い!結膜炎の「合併症」

結膜炎だけで失明に至ることはほとんどありません。しかし、次のような合併症が起こると、視力に影響が残ることもあるので注意が必要です。


混合感染

結膜炎になったために結膜の感染防御機能が働かず、新たな細菌に感染してしまうケースです。


角膜混濁

角膜の表層は結膜と似ている性質のため、結膜炎が悪化すると混濁を起こすことがあります。これにより視力障がいが残るケースもあります。


ドライアイ

結膜の炎症が強く、治ったあとも涙の分泌が減ってしまい、ドライアイになるケースがあります。

結膜炎が、こうした合併症にまで至ると大変です!


「ただの充血だろう」と甘くみないで、早めに治療することが大切ですね。


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