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2016年06月17日

先輩ママパパ1045人の声でわかった「二人目の壁」の乗り越え方とは?

提供元: ダ・ヴィンチニュース

『なぜ、あの家族は二人目の壁を乗り越えられたのか?』(プレジデント社)

 「保活がなければもうひとり子どもがほしい」(※1)

 子育て世代の男女4割がそう思っていることが、一般財団法人「1more Baby応援団」の調査でわかった。なかでも子どもがひとりいる人の割合は58.7%と一番多く、子どもがいない人やすでに2人いる人よりも、「もうひとりを産めない壁」が大きく立ちはだかっている実情が浮き彫りになっている。



 もちろん2人目の壁には、保活以外にも「経済的理由」「年齢的理由」「育児と仕事の両立の難しさ」など、さまざまな要因が絡んでいる。

 同団体が1045人のママ・パパに聞いたデータをもとに構成した『なぜ、あの家族は二人目の壁を乗り越えられたのか?』(プレジデント社)では、その壁の中身と乗り越え方の具体例を紹介。同じ悩みを抱える家族の背中を押し、2人目を産むためのヒントを与えている。

 第1章では、2人目の壁を突破した全国13組の家族にインタビュー。子どもができても協力してくれない年下夫に、子育ての大変さを“察してもらう”ことをあきらめて、言葉ではっきりと「やってほしいことを明確に伝えて」夫を教育した人。夫婦ともに実家が遠く頼れる人が近くにいないため、同じマンションに住むママたちと子育てサークルを立ち上げて地域ぐるみで子育てできる環境をつくった人。上司との信頼関係を築き、職場でLINEグループをつくって情報共有しながら、3人の子どもの育休を取得してスムーズに職場復帰したキャリア志向の人。他にも、独立・起業することで理想的な仕事と育児の両立を実現した夫婦や、あえて義理の両親と同居してほどよい距離感を保ちながら3人目も妊娠している人など、それぞれ自分たちの問題解決に向けた工夫や努力をしている。

 2人目の壁を乗り越える8つのヒントがわかる第2章は、もっとぐっと本質に迫った内容だ。「1more Baby応援団」による「夫婦の出産意識調査」で明らかになった2人目の壁の理由から、考えられるテーマを8つに分類。「お金」「(周囲の)サポート」「家事」「年齢」「夫の育児参加」「キャリア」「ママ友・パパ友」「(行政・各種)支援団体」ついて、役に立ちそうなアイデアを先輩ママの体験談をまじえて伝えている。

 たとえば経済的な不安は、将来のリスクに備えた準備をする、不要なものを見直す“生活断捨離”をする、出産前に資格を取得していざというときのための“隠し玉”にする。周囲のサポートでは、夫を協力的にするために「ほめる・感謝する」は当たり前、昇進をあきらめて子育て優先で生活を組み立てる、待遇の良い会社への転職や独立も考える。キャリアについては同僚との絆を深める「仕組み」をつくる、リモートワークや育休制度を女性も男性も積極的に利用するなど。もちろん悩みの種は人それぞれだから、どれもすぐに真似できるとは限らないが、「そこまでしてがんばってる人もいるんだ」「へ~、そういう方法もあるんだ」と参考になるアドバイスも多い。

 第3章では、子どもが2人以上いる家族のアンケートデータを公表。年収の多い少ないは子どもの数と関係ない、ママ友・パパ友が多いほど子どもも多い、子だくさんママはスマホの活用が得意、2人目の壁は太ると高くなる!? など、「え? 私のこと?」「知らなかった!」と意外な結果にびっくりする人もいるかもしれない。

 一冊読み終えると、自分の「2人目の壁」問題を冷静に客観視することができると思う。そして何が解決可能で何が解決不可能なのか整理できるはずだ。

 出産年齢にはタイムリミットがある。欲しいと思ってもすぐに妊娠できるかどうかわからない。「2人目の壁」の前で迷いためらっている人は、本書が一歩前に進むよいきっかけになるだろう。

文=樺山美夏

※1 保活:子どもを保育所に入れるために保護者が行う活動のこと
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