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2016年07月14日

娘2人を東大に合格させた母親が教える、「女の子」ならではの学力を伸ばす育て方

提供元: ダ・ヴィンチニュース

『女の子の学力を大きく伸ばす育て方』(江藤真規/すばる舎)

 男の子には男の子の、女の子には女の子の良さがある。親は、わが子が持って生まれた特長を伸ばしてやりたいと考える。しかし、女性も活躍する現代にあって、「男の子なら勉強を頑張れ。でも、女の子なら勉強はそこそこで」という考え方はすこし古いのかもしれない。

 一人っ子で経済的・時間的に余裕があり、教育に力を入れる家庭が増えている。子どもの男女は関係ない。しかし、『女の子の学力を大きく伸ばす育て方』(江藤真規/すばる舎)によると、現代では女の子を育てるほうが難しいようだ。女性の生き方は多様化している。母親たちは「勉強を頑張らせて伸ばしたい」という考えと、「女の子だから、まあこのくらいで」という考えとの間で揺れている。心の中にある対極の気持ちが育児ブレを生み、親子間がなんとなくギクシャクして、女の子の子育てを「難しい」と感じさせてしまう。

「リケジョ」という言葉が浸透しているように、理系を目指す女の子が増えている。「女子は文系、男子は理系」は過去の話だ。しかし、「女子は文系…」の風潮の中で育った母親が、「娘は女の子だから、理数系が苦手」「私と同じように虫や魚に触れない」と決めつけて育て、結果、子どもも「私は理系じゃない」と将来の可能性を手放してしまうケースが少なくないようだ。

 本書によると、異性である男の子は“まるで宇宙人”なので手がかかり、同性である女の子は比較的手がかからないと信じている母親が多いが、ここに育児の落とし穴があるという。確かに「母と娘」は同性ゆえにわかり合える側面がある。しかし、「同じ女性だからわかっている」という母親の思い込みから、ときに“その子らしさ”が目に入らず、自分の経験を一般化して正論として押し付けてしまうケースがあるらしい。何が得意なのか、どこを伸ばしてやるのがいいのか、性ではなく個性で見極めるのが大切だという。

 とはいえ、男女で身体的特徴に違いがあるように、勉強の仕方にも男女である程度の向き不向きはあるようだ。幼少期の女の子は、男の子に比べて成長が早いことはよく知られている。本書によると、女の子は読み書き、話す、聞く、どれをとっても男の子より早い傾向にある。「もっと知りたい」という欲求も強い。そして、我慢強くコツコツやることを苦にしない子どもが多い。それゆえに、母親は「私が黙っていても、この子は勝手にやってくれる」と安心しがちだという。この安心が、小3くらいになって勉強が本格化してきたときに“つまずく”原因になりやすいそうだ。親は目をかけることを怠らない、わが子の状況をわかったつもりにならない意識づけが必要だ。特に、コツコツ積み上げる作業に満足してしまい、「考える」時間をあまり持たなくなってしまう子どもが見受けられるようなので、ときに母親が問いをクイズとして出すなど工夫するといいかもしれない。女の子の「人といっしょに何かをするのを好む」という特性が相乗効果を生むようだ。

 本書は、「同性としてわかり過ぎる」からこその難しい育児を終えて、子どもがひとりの女性として人生を歩み始めた頃、「わかる」からこその柔らかく、優しい母娘の関係性が新しく作られるとしている。

文=ルートつつみ
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