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2016年07月25日

小学生の夏休みの家庭学習にピッタリ! 勉強が好きになるノートの秘密&秋田県が学力1位の理由

提供元: ダ・ヴィンチニュース

『最新版やる気スイッチが入る秋田県式家庭学習ノートで勉強しよう!』(主婦の友社:編/主婦の友社)

 待ちに待った夏休み。子どもたちは毎日が休みだ。しかし、否、だからこそ、小学生の親にとっては気をもむ40日間となる。子どもをどう過ごさせようかという問題が発生するからだ。毎日遊びに連れて行くわけにはいかないし、塾に行かせるにはまだ早いかな、でも家でダラダラしていないで勉強はしてほしい…と頭を抱えてしまうからだ。学校に提出する、「夏休み中の時間の使い方」と題した円グラフを描く子どもを眺めつつ、どうせならこの休み中に、家で自主的に勉強をする習慣を身につけてほしい、とは思うものの「勉強しろ、勉強しろ」などとは言いたくないなあとため息をつく。これは難問だと思っていたところ、こんな本を見つけた。『最新版やる気スイッチが入る秋田県式家庭学習ノートで勉強しよう!』(主婦の友社:編/主婦の友社)だ。

 タイトルになぜ秋田県が入っているのか? それは、文部科学省が2007年から実施している全国学習テストで、1位の座を独占しているのが秋田県だからだ。では、なぜ秋田県なのか? 県の教育委員会は、この質問に次のように答えている。「児童生徒の望ましい生活習慣・学習環境、各学校における授業改善の努力と一人一人へのきめ細かな指導」の賜物であると。具体的には、家庭での、早寝早起き朝ごはん、家庭学習の習慣、学校での、少人数学習、教員の研修などが挙げられる。さらには、地域が職場体験を積極的に受け入れるなど、家庭・学校・地域が一体となって子どもが勉強する環境を作り出していることも大きい。こうした秋田県の環境は、全国の教育関係者の注目を集め、小中学校の教員が実際に視察に訪れることも多いという。それならば、家庭でも真似したい!ということで、秋田県の子どもたちのノートに注目したのが本書である。

 ノートといっても、学校の授業に使うノートではない。秋田県の多くの学校では、授業や宿題とは別に、家庭学習用のノートをひとり1冊用意するように呼びかけている。学年に合ったマス目のノートを用意し、毎日このノートで家庭学習をするのだ。目的は、「毎日自分で勉強することが当たり前になること」。秋田県では、ノートを毎日提出させている学校が多いが、各家庭でやる場合には、親が丸つけまたはコメント出しをするのを忘れずに。子どもに限らずだれにとっても、一生懸命やったことをだれかが見て応援してくれるのは嬉しいものだ。それに、親が子どもの心身の状況を把握できる、というさらなる良い点もある。心身が揺れれば、字の大きさの乱れなど、紙面のつくりがいつもと違ってくるからだ。また、勉強の内容は、子どもが日ごとに自分で決めるので、やらされているのではなく、自分からやっているという前向きな気持ちになる。

 では、実際にノートの使い方だ。どうやって紙面を使うか、何を書くか、である。紙面は、毎日必ず見開きを使う。書くのは、まず「日付」。そして「めあて」、例えば、「漢字ドリル○○ページ」などだ。高学年では、勉強を「始めた時間」「終えた時間」も書く。内容は、国語なら新しく習った漢字や熟語を使った文を書く、ドリルや問題集も使ってよい。算数なら、ドリルを使って計算問題、問題を自分で作ってみるなど。社会、理科なら、習ったことを自分なりにまとめ直してみる。そして、最後に「ふりかえり」と題して、その日の感想を書く。「ふりかえり」は、勉強のこと以外の、その日あったことや今の気持ちでもいい。

 親は子どもに、自分のような失敗や不幸は味わってほしくないと思い、つい無理に勉強をさせてしまう。強制的ではなく、親子の交換日記のようなスタイルで、学ぶことが日常に定着してくれたら、確かに理想的。試してみる価値はありそうだ。目標とする1日の勉強時間は、学年×10分とのこと。親子ともども楽しく実のある夏休みにしたい。

文=奥みんす
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