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2016年08月02日

漬けるだけの「だけ料理」は、下味いらずのごちそう! たれのチカラを信じて大正解♪

提供元: ダ・ヴィンチニュース

『漬けるだけでごちそう!(タツミムック)』(岩崎啓子/辰巳出版)

 時短ブームの世の中、特に時短料理には何度もお世話になっている。電子レンジでチンするだけの料理や、めんつゆ活用の料理など簡単なのにおいしいのが魅力だ。手間ヒマがかかっていないといわれればその通りなのだが、だからといってズボラ料理というわけでもない。食卓に並んだ料理を「手間ヒマがかかっていない料理」と知るのは作った本人だけなのだ。だから、おいしいと口いっぱいに頬張る家族の顔を見るとニンマリしてしまう。しかし、それを真に受けてしまうと頻繁に同じような料理を並べることとなる。これは食材のせいではなく、味付けに問題があるのかもしれない。

「よく気付きましたね! 味付けが決め手となるのですよ」。そう答えてくれているかのような1冊を今回は紹介しよう。『漬けるだけでごちそう!(タツミムック)』(岩崎啓子/辰巳出版)である。「漬けるだけ」と聞くと、野菜などを生のまま調味料に漬ける、揚げたり焼いたりする前に調味料に漬けておく、もしくは調理した食材を調味料に漬けて寝かせるなど、イメージするものはさまざまである。しかし、この「漬けるだけ」はもっともっと簡単な「だけ」なのだ。できあがった料理をたれで、サッと漬ける・パパッとからめる・しっかりからめる・さっくり和えるなど、漬け込むというものがほとんどない。じっくりしみ込ませるというイメージが頭の中から消えていくのだ。

 基本は「たれ」にあり! このレシピ本のメインは万能なたれであり、65品のレシピのすべてはたれ作りからはじまる。前もって数種類用意しておけば調味の手間が省け、料理の品数も増えるという。これにはなるほど納得だ。また、たれ作りをいくつかマスターしておくことで、先に話したように同じような料理を並べてしまうこともなくなるのだろう。たれのベースは、しょうゆ・マヨネーズ・酢・オイルなどがあり、その数は27種類もある。各料理にその作り方が掲載されているので、ページを何度もめくり返す必要がないのもうれしい。おまけにレシピのほとんどが3~4工程で作ることができるのだから、クイック料理と呼んでもよさそうだ。そこには下味がいらないという手間のかからなさもつけ加えておきたい。

 ではここで、変わり種のたれを紹介しよう。しょうゆベースで作られた「トマトしょうゆだれ」だ。しょうゆと同じグルタミン酸を豊富に含むトマトを、風味豊かなあの調味料 でのばしてうま味を出したものである。トマトの食感がほど良く残るたれは、やみつきになるおいしさ。サッと茹でて冷たい水にさらした豚肉にきゅうりを合わせ、トマトしょうゆだれをかければ涼し気なメイン料理が完成する。もうひとつ紹介するならマヨネーズベースで作られた「豆腐マヨだれ」がよいだろう。こちらは、水を切った豆腐とマヨネーズを合わせた簡単だれである。マヨネーズに合わせる豆腐を絹こしにするか、木綿にするかで食感が変わるのが楽しい。スモークサーモンやアボカド、さやいんげんとサックリ混ぜ合わせると、お酒にも合う洋風白和えがいただける。ちょっとしたおもてなしにも喜ばれることだろう。また、おすすめの保存だれも27種類の中からピックアップされており、保存のルールも紹介してくれている。

 その他、数ページあるコラムには、たれを活かしてパパッと作れる1品料理や、料理にプラスするだけで味わいがアップする粉末たれが登場する。特に粉末たれは、汁気で料理をしっとりさせたくない揚げ物などに適しているという。たとえば、揚げたての唐揚げにどうだろう。数種類の粉末たれを用意しておけば、ひとつずつ違う味を楽しめそうだ。また、後半数ページには「じっくり漬け」がポイントとなる、冷凍できる作りおきレシピが紹介されているのだが、ここでも漬けだれが大活躍している。肉や魚が基本のレシピはメイン料理としてはもちろん、お弁当にもピッタリといえる。流行りの「のっけ弁当」との相性も良さそうだ。また、たれに漬ける肉や魚を変えればレパートリーもどんどん増えていき、食べる側の楽しみもさらに増えることだろう。

 高価な食材や特別な調味料は、本書には一切載っていない。いつもの食材と目の前にある調味料からごちそうが生まれるのだ。「たれのチカラ」をたっぷり学んでほしい。そんな私も、今日から「たれ1年生」である。

文=くみこ
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