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2016年10月08日

6歳までが勝負! 毎日のごはんが「頭のいい子」を育てる! 子どもの脳の働きを高める栄養とは?

提供元: ダ・ヴィンチニュース

『人気管理栄養士が教える 頭のいい子が育つ食事』(小山浩子/日本実業出版社)

 我が子は頭のいい子に育ってほしいと、親ならきっと誰しも思うだろう。そのために赤ちゃんの頃から知育おもちゃを与え、大きくなればピアノや習字などのお稽古事を習わせる方も多いはず。しかし、かしこい脳を作るためには、そのような「外からの刺激」だけではなく、「内側からの栄養」、つまり「食べるもの」も重要だということをお忘れではないだろうか?

 子どもの脳が大きく発達するのは「生まれてから6歳くらいまで」。その間に、脳細胞をすくすくと育むための「栄養」をきちんと摂ること。それが「かしこい子」になるために必要不可欠なことなのだ。

 では、「かしこい脳」を作るためにはどうすればいいのか。『人気管理栄養士が教える 頭のいい子が育つ食事』(小山浩子/日本実業出版社)は、0歳時から中学生まで、年齢ごとに適した食事と栄養のポイントを分かりやすくまとめている一冊である。

「仕事で忙しいし、料理も苦手だから栄養士さんが教えてくれるメニューなんて本格的過ぎて参考にならないよ」と思われた方でも、ご安心を。本書のポイントは、栄養のある(作るのがおっくうな)料理を紹介しているのではなく、「なぜ、その食材が子どもの脳にいいのか」という「科学的な根拠」を中心に書かれていることだ。

 だから、難しい料理をがんばって作るのではなく、その知識をもとに、自分のできる範囲の料理を行うことができる。簡単な育脳レシピもいくつか紹介されているが、本書の大半は「栄養に関する知識」を、素人でも分かるように、順序立てて、平易な文章で書いてあるので、読者の料理の腕や、かけられる時間によって、いくらでも応用ができるのだ。

 今回は、「赤ちゃん期」に一番摂りたい栄養をご紹介しよう。

 そもそも脳は、脳内に張り巡らされた神経回路の上を情報がすばやく駆け巡っており、かしこい脳は、この神経回路が密に詰まっているそうだ。神経回路、つまり情報ネットワークが密な方が、情報の伝達がすばやくスムーズにいくという意味で「頭のいい子」と定義している。そして脳の神経細胞が特に発達するのは3歳まで。つまり、この時期に正しい栄養を摂ることが必要だということ。

 その大切な栄養の一つが、「脂質」。どんな脂質でもいいというわけではなく、「オメガ3系脂肪酸のひとつであるDHA」が最も好ましいそうだ。DHAは生涯にわたり、脳の働きを健やかに保つために書かせない成分で、脳が十分なDHAを摂取していると「読み書きの力が伸びる」という研究結果もある。

 このDHAは「魚介類」に多く含まれている。魚の中では、まぐろのトロ、ぶり、さんま、まいわし、さばといった青魚にDHAが多い。乳児期には母親が「毎日、3食の内どこかで魚料理を食べる」ようにし、母乳から赤ちゃんにDHAを摂取してもらうようにするといいそうだ。ただし、他の小型魚より「水銀」が多く含まれているため、まぐろ類や深海魚の食べ過ぎには注意とのこと。さまざまな魚介類を食べるようにして、食べやすいまぐろ類に偏らないようにした方がいい。

 離乳期になったら、いよいよ赤ちゃんにお魚を出してみよう。ただ、注意したいのは「魚はアレルギーを引き起こす原因になる」場合があるということ。なので、離乳食ではアレルギーを引き起こしにくい「白身魚」から始め、次に「赤身魚」、そして最後に「青魚」の順番で、少量ずつ試してみるのがいいそうだ。

 白身魚は消化吸収がよく、消化器官が未発達な赤ちゃんが最初に食べる魚として適しているので、「生後6カ月ごろ」の離乳食にぴったり。かれい、ひらめ、まだい、たらなどが挙げられる。8カ月ごろからは赤身魚、12カ月ごろからは青魚を。魚にはDHAだけではなく、タンパク質も豊富。脳と身体を健やかに作る栄養素がいっぱい詰まっているのだ。

 今回は魚のDHAをピックアップしてご紹介したが、本書には野菜、乳製品、肉に関する栄養の情報も掲載されている。魚料理はもちろん子どもに食べてほしいのだが、肉を食べてはいけないというわけではないのでご注意を。食事は何よりも、バランスが一番だ。

 料理は言葉にならない愛情のメッセージ。食事を通して栄養面、メンタル面の両面から子どもの成長を育むために、本書は力強い「サポーター」となってくれる一冊だ。

文=雨野裾
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