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2016年08月26日

「不倫」と一括りにするけれど…父・母が癒しを外に求めることを、否定できない/イクメン・杉山さんインタビュー【3】

提供元: messy|メッシー

  • 離婚寸前で発覚した2人目の妊娠。その中で自分の考え方を見直し、目の前で繰り広げられる母娘バトルの仲裁をしながら、イクメン生活奮闘中の杉山錠士さん。放送作家との両立はどのようなスケジュールなのでしょうか。そして、「イクメンcero」での内容と共に、芸能界でも多発している子持ち不倫についての考えも伺いました。

離婚をして親権を得るために「家事育児」に取り組んだ夫/イクメン杉山さんインタビューー【1】

離婚寸前からの修復の「妻の変化」と「発想の転換」/イクメン杉山さんインタビュー【2】 

13年前と現在…乳幼児健診の小さな変化

――長女の乳幼児健診の時、父親が赤ちゃんを連れてきているのは、杉山さんただ1人だけだったと、コミックエッセイでは書かれていました。8年後に産まれた第二子の検診では、男性率上昇していましたか?

杉山 夫婦で来る人はいるけど、父親だけっていうのは、僕ともう1人くらいですね。産まれてから1歳半くらいまでの時期は、まだお母さん自身が「自分が行くべき」って思っているという家庭も多いのかもしれません。

――その時期に育児休暇を取っているのもほとんどが女親ですしね。

杉山 でも、少し変化はあったかな。コミックには、健診で担当の医師が「お父さんが連れて来たの? お父さんじゃ、普段のお子さんの様子わかんないですよねえ~」って感じでショックを受けたことも書いていますが、第二子のときは、最初に「普段、お父さんが見てるの?」「普段から接してますか?」って聞かれて「結構やってますよ~」って答えたら、「じゃ、わかりますね」って話がスムーズに進んで。あと僕、問診票の「何かご意見とか感想があれば」って欄にびっちり意見を書いたんですよ。お姉ちゃんが8歳上にいて、僕はこうやって家のこともやっているけど、相変わらずこの問診票にお父さんが書く欄が1個もない、って。常にお母さんの体調はいかがですか? お母さんの精神状態はいかがですか? とかお母さんがご記入くださいとか……。そういう言葉になっていることが一番腹が立ちますって。そしたら最後、その医師が「お父さん、言う通りだ。これは直そう」って。男の先生だったからすごく共感してくれて、これは嬉しかったですね。

――その健診から5年経つ現在、杉山さんの意見によってすでに問診票の形式が変わっているかもしれませんね。お子さんたちは学校や保育園に行っているとはいえ、家事をしながらだと昼間の時間はあっという間だと思うのですが、杉山さんの一日のお仕事スケジュールを教えてください。

杉山 すごく不規則で、毎月変わるし、毎日変わりますけど……、長女が学校から帰ってくる16時から、バレエのレッスンに出る19時くらいまでは、「おかえり」と言いたいし夕食作りもあるし家の中にいるよう仕事を調整しています。具体的には、打ち合わせなどでの外出はなるべく控えて、家で出来る原稿や台本の執筆作業をするようにしていますね。打ち合わせとかは昼間にお願いしています。でも、夕方18時までの打ち合わせ、とかはもう仕方ないから、早めに作って置いておいたりしていますよ。

――毎日バレエ教室に通われているそうで、本格的にレッスンしてらっしゃるんですよね。娘さんがご自分で始めたいと言ったんですか?

杉山 そう、保育園の年長の時に。家のすぐ近くにバレエ教室があって。僕らは何で娘がバレエをやりたがったのか全然わからなかったけど、自分でやりたいって言ったのは初めてだったし、子供がバレエやるのはすごくいいなって思ったから、やらせてみようと。後になってわかったのは、保育園のクラスメイトが何人かバレエをやっていて、バレエごっこみたいなことをしていて、その輪に入りたかったみたい。それで教室の体験に行ったら、「この子、体がすごい柔らかい!」って言われて、向いていたみたいでずっと続いてるって感じですね。

「イクメンcero」での話題は“PTA”と“おやじの会”

――杉山さんが経営されて、毎週月曜日はご自身もお店に立たれているバー「cero」では、毎月1回「イクメンcero」と称したイベントを開催されていますよね。どんなことをされているんでしょう。

杉山 今年で4年目になります。特別何かをするというより、イクメンが集まって飲む、しゃべる、です。僕もメンバーの1人ですが、2014年に設立された「日本パパ料理協会」の会長でありパパ料理研究家の滝村雅晴さんが参加して、自分の作りたい料理をこの場で作って提供する、ということもやりましたね。「イクメンcero」という名前もわかりやすくつけただけで、ママでも独身でも、ウェルカムです。

――“イクメンあるある”みたいな、初対面同士でも鉄板の会話ってあるんですか?

杉山 「イクメンcero」では、基本的に娘の話が多いですかね。なぜかわからないけど、女児パパ率が高いんですよね。「うちの娘、こんなバカなことやった~」とかそんな話で盛り上がっています。よく話に出るのは、PTAとか、おやじの会とかの話とかですかね。

――“おやじの会”とは?

杉山 PTAっていうと、学校とダイレクトに関わっている感じですが、“おやじの会”はそうではなくて、お父さんたちだけで作っている会で、いろんな学校にありますよ。PTAに比べてちょっと緩いんです。たとえば、運動会とか、夏の校庭で開催するアウトドアなイベントやお祭りに、PTAから手伝ってくださいって、男手としてお願いされたりすることもあります。そういえば、「cero」にPTAの会長が10人くらい集まってた日もありました。

――最初に、サラリーマンの男性に「イクメン」を求めるは可哀想だとおっしゃっていましたが「イクメンcero」に来るイクメンたちは杉山さんのように自営業の方が多いのでしょうか?

杉山 いや、サラリーマンも多いですよ。出勤前に家事をしたり、洗濯担当をしているパパもいるし、飲んで帰ってきても、お風呂掃除だけはして寝る人とか、お弁当だけは作ってるとか……みんな違う家庭で違うパートナーがいるから、正解はないけど、それぞれの意見や考え方が参考になりますよ。あとは、常連の友人に子供が産まれてパパになった人とかいると、店に連れてきて、その人に皆でワーっと……「家事出来ないとか言ってんじゃねーよ」とかね(笑)。

――頼もしいですね! 今年は、3人の子供がいる乙武さんや、小倉優子さんの旦那さん、宮崎元議員などなど、妻の妊娠中だったり子持ち不倫だったりのスキャンダルが目立つ“不倫イヤー”なのですが……杉山さん自身、離婚を考えた時、浮気心が芽生えたりはしなかったんですか?

杉山 全然ありますよ。「あなたと別れるから新しい奥さん探します!」って妻に宣言して出て行ったこともあるし。そんなこと言うのも格好悪いと思いましたけどね。すっごく、すっごく極端な言い方しますけど、家庭をうまく回すために、不倫が必要な人もいるのかもしれないですよ。男だけじゃなくて女だってそう。主婦(主夫)業をしていると家の中では常に誰かをサポートしていく係になる。それが続けば誰だって疲れたって言いたくなるでしょう。

――癒しを求める?

杉山 こういう仕事をしているから不倫をしている人の話を聞くこともままありますけど、そういう話を聞いて感じるのは、別に恋愛をしているわけではなく、先方も含め、お互いの利害とタイミングが一致した時に、って感じだったりするのかなぁって。もちろん肯定はしないし、やってはいけないことだと思いますけど、理解ができないわけじゃない。よく、そういう男に対して「風俗に行けばいい」って意見を聞いたりもするけど、そういうことじゃないんだと思いますよ。もっと精神的な癒しを求めているんだろうし、風俗に行って愚痴を聞いてもらうよりも同じ境遇の、つまりダブル不倫的な状況で、それぞれの家庭の愚痴を吐き出してわかってもらいあって癒されて、というのがあるんだろうな。

――そういう場を持つことで、家庭にまた帰って行けるというか。あるのかもしれないですね。杉山さんは「放送作家」、「兼業主夫」、バー“cero”の「経営者」として、めまぐるしい毎日ですが……今、一番大変に思うことはありますか?

杉山 夕食作り! 長女のバレエレッスンに出掛ける時間に合わせて、16時から17時半の間になるべく炭水化物とかとかエネルギーになるものを食べさせて送り出し、そのあと次女を連れて妻が帰宅するのでそこで夕食、さらにレッスンから帰宅した長女に栄養バランスを考えて無駄に太ったりしないような軽いものを用意して。妻も妻で、糖尿家系なことを気にしているので、和食で塩分を抑えるとか考慮して夕食の献立を毎日やってます。簡単なもの、丼とかパスタとかにできないからけっこう面倒くさいんですよ、今(笑)。

――恐れ入りました……。もう、今の杉山さんの中には「離婚」という言葉を考える暇はない?

杉山 あれだけ離婚を検討した時期があっても、すぐ別れる、とならなかったのは、やっぱり子供と離れたくなかったからですが、長女も大きくなった今となっては、離婚したとしても、お互いにどこにいても、親と子が人間同士で成立する関係だと思うんですよ。だから、どっちでもいいやって思いながらも、「俺がいなくなったら、この家が崩壊してしまう!」と思うから、離れられないかなぁ。

 

☆月イチ開催予定の「イクメンcero」についてのお問い合わせもコチラまで!

■旗の台BAL「cero」

東京都品川区旗の台5-6-10 1F

090-7281-1364

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