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2016年06月21日

秋生まれはアトピー性皮膚炎になりやすい?

提供元: スキンケア大学

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実は、秋生まれ(私もそうですが)のお子さんにアトピー性皮膚炎を発症しやすいという疫学データがあります。

アトピー性皮膚炎が、秋冬生まれに多い理由

1999年に「アトピー性皮膚炎が秋冬生まれに多い」という論文を、私も一緒に診療をさせていただいている滋賀県立小児保健医療センター小児科の楠隆先生が発表されました。(JACI 1999;103:1148-52)その後、このデータを確認した多くの論文がでています。

その機序として、出生直後を乾燥しやすい季節、たとえば、日本の秋冬を過ごすことが皮膚バリアの低下につながるのではないかということが考えられます。また、生後6か月未満の湿疹があると食物アレルギーを発症しやすくなるということも見いだされました(PI 2013;55:7-10)。この結果をみると、乳児期早期からの適切なスキンケアによる皮膚バリアの維持が食物アレルギーの予防にも結びつく可能性が示唆されます。

乾燥肌を放っておくとなぜ湿疹ができる?

それでは、なぜ乾燥肌を放っておくと湿疹ができて、アトピー性皮膚炎になるのでしょうか?

皮膚に水分がなくなると、タイトジャンクションという、細胞と細胞をつなぐ細胞接着因子の機能が低下します。タイトジャンクションは、皮膚などで、外からの異物を入り込ませないようバリア機能を担っています。ですから、タイトジャンクションが破壊されると、バリア機能が低下して、そとからダニや花粉、ひいては食べ物などが侵入し、アレルギーを引き起こす抗体というものを作りやすくなるのです。

また、紫外線を浴びた表皮細胞では、タイトジャンクションが不連続で途切れ途切れになり、バリア機能を低下させてしまうこともわかってきました。日焼け後に肌がかさかさになるというのは正常な皮膚の方にもおこりますよね。ですから、産まれたばかりの赤ちゃんにはもちろん、日焼け後はしっかり保湿をして肌を守る必要があるのです。

あわせて、『米国アレルギー学会の見解!リスクの高い食べ物は?』の記事もぜひご覧ください。

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