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2016年05月15日

妊娠・授乳中のクローン病の治療について

提供元: ヘルスケア大学

妊娠中、授乳中のクローン病の治療には、どのような影響が考えられるのでしょうか。

妊娠中のクローン病の薬物治療

症状が落ち着いていれば、クローン病自体は妊娠・出産に大きな影響はないと考えられています。ただし、病気の活動状況により、受胎率が低くなるという報告もありますので、全くリスクがないという訳ではありません。

薬物治療に関しては、海外では妊娠していないときと同じように治療すべきとの専門家の意見が多いですが、日本では薬物投与はできる限り慎重に行うべきという意見が多いです。

抗炎症作用のある5-ASA製剤、中等度までのステロイド薬、経管栄養療法は比較的安全とされていますが、免疫抑制剤は、奇形などの原因となるので使用を避けるべきとされています。

妊娠中にクローン病の症状が悪化した場合

症状が悪化した場合には、赤ちゃんの安全性を重視し、5-ASA製剤の増量や経管栄養療法を強化して様子を見ます。それでも効果不十分な場合は、母親の安全性と赤ちゃんの危険性を考えたうえで他の薬剤の使用を検討します。

授乳中のクローン病の薬物治療について

薬物療法で主に用いられる5-ASA製剤は母乳に移行しますが、赤ちゃんへの影響は少なく、通常量であれば問題ないとされています。ただし、高用量になると赤ちゃんが下痢を起こすことがあるとされているので、量の調節は慎重に行われる必要があります。

ステロイド薬は、1%ほどしか母乳へ移行しないので問題ないとされています。

5-ASA製剤とステロイド以外の薬は、妊娠中や授乳中の安全性が検証されていないので、服用中は授乳を避けたほうがよいとされています。

授乳は粉ミルクにしても子供の成長には大きな問題はありません。少しでもリスクがあるのならば、避けた方が安全と言えるでしょう。かかりつけ医と相談して決めるのがよいでしょう。

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