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2016年06月21日

夏は要注意!ヘルパンギーナ、手足口病、プール熱の違いと見分け方

提供元: ヘルスケア大学

ヘルパンギーナ

一般に夏風邪と呼ばれる症状の中には、注意するべき感染症が隠れていることが多くあります。そこで、子供が夏場に感染する3つの病気についてそれぞれ解説していきますので、お子様の健康管理にお役立てください。

夏場に流行する感染症の違い

児童、乳幼児が夏場に感染する病気として、手足口病、ヘルパンギーナ、プール熱の3種類が広く知られています。これらは症状も似ているため、ある程度の知識がないと明確に区別することができません。

手足口病

病名の通り、手足や口内に水疱性発疹が現れるのが特徴です。子どもの場合は熱が出ることもありますが、多くは38度以下の微熱にとどまることがほとんどです。原因となるのはエンテロウイルスというもので、患者のくしゃみ、咳に含まれるウイルスを吸い込んでしまう飛沫感染や、ウイルスのついた手で粘膜に触れてしまう接触感染が主な感染経路となります。潜伏期間は3〜7日程度です。

患者の約90%が5歳以下の幼児で、幼児が重症化することは稀ですが、中には心筋炎や急性脳炎などの合併症を引き起こすケースもあるため、症状が思わしくない場合は医療機関を受診しましょう。

ヘルパンギーナ

初期症状は突然の発熱から始まることが多く、38.5度を超えるようなかなりの高熱になることも珍しくありません。その後、口内から喉の奥にかけて痛みを伴う水疱や潰瘍が生じます。患者の多くは4歳以下で、特に1歳に多く見られるのが特徴です。続いて2歳、3歳、4歳の順に多く見られ、0歳児の罹患はそれほど多くありません。

こちらの病原体となるのもエンテロウイルスで、感染経路は手足口病と同じく飛沫感染、接触感染となり、潜伏期間は2〜4日程度です。ほとんどは予後良好なのでそれほど心配ありませんが、ごく稀に髄膜炎、心筋炎などの合併症が起こることもあります。症状が急激に悪化した場合は、医療機関を受診したほうが良いでしょう。

プール熱

正式名称は咽頭結膜熱。発熱、のどの痛み、頭痛、倦怠感など一般的な風邪の症状が主ですが、それに加えて眼痛、結膜炎(目が充血する)を発生するのが特徴です。多くの場合、目の症状はまず片目に現れ、その後で反対の目にも発生するという経過を辿ります。

患者の約60%が5歳以下の幼児で、次いで小学生の子どもが多く感染します。手足口病やヘルパンギーナと同じく飛沫感染、接触感染が主な感染経路ですが、病原体はアデノウイルスで感染力がとても強く、プールや温泉施設で感染することもあります。潜伏期間は5〜7日程度です。

乳幼児、老人は細菌の二次感染を引き起こすこともあり注意が必要ですが、多くは予後良好です。目の症状が強く出たとしても障害が残ることはないため、その点は安心してください。

夏場の小児感染症はどう治す?

こちらで紹介した3つの感染症は、いずれも予防薬や治療薬が存在しない病気です。そのため個々の症状を緩和する対症療法を行い、経過観察しながら自然治癒を待つしかありません。高熱には解熱剤、皮膚症状には抗ヒスタミン薬(炎症を抑える薬)というように、辛い症状を抑えながら病気が治るのを待ちます。また、プール熱の場合は目の症状が出るため、必要に応じて眼科治療を行うこともあります。

時間と共に回復するものなので過度の心配は不要ですが、万が一の合併症が怖いため、症状が急に悪化した場合には迷わず医療機関を受診するようにしてください。

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