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2016年07月11日

発症に気づかないことも!ジカ熱(ジカウイルス感染症)の症状

提供元: ヘルスケア大学

日本での発症事例はないジカ熱(ジカウイルス感染症)。その症状と特徴をみていきましょう。

ジカ熱(ジカウイルス感染症)の症状

ジカ熱を発症すると、以下のような症状が現れます。

(1)発熱:ほとんどの場合が微熱(38.5℃以下)に留まる

(2)発疹:皮膚に発疹が表れる

(3)関節痛:関節の痛みや関節の炎症など

(4)結膜炎:眼球が炎症を起こし、目が充血する

(5)筋肉痛

(6)腹痛、下痢

(7)嘔吐

(8)便秘

(9)食欲不振

しかし、これらの症状は他の感染症に比べて程度が軽く、自分がジカ熱を発症していることに気がつかないといわれています。

予後は良好

ジカ熱を発症してからの予後は良好です。通常は4日〜7日経てば症状は改善され完治します。

ジカ熱(ジカウイルス感染症)の潜伏期間とその症状、予後

感染しても全員が発症するわけではない

感染者における発症の有無については、以下の2つに分けられます。

(1)ウイルスが潜伏中で発症する前の状態

(2)感染したのにずっと発症しない状態(不顕性感染)

これはジカウイルス感染症に限った話ではなく、多くの感染症においても同じことがいえます。ただし潜伏期間や不顕性感染の割合は、感染症によって変わります。

このことから「ジカ熱に感染したとしても、感染者全員が発症するわけではない」ということがわかります。また、ジカ熱の不顕性感染率は80%とされています。ジカ熱の潜伏期間は3日〜12日とされており、これ以上の期間を超えても発症しない場合は不顕性感染と判断されます。

ジカ熱と診断されるまで

ジカ熱には特徴的な症状や検査や所見がありません。そのため、正確な診断には実験室内での診断を行う必要があります。

主な検査方法は血液と尿を使った遺伝子検査法で、ウイルスの検出を行います。ただ、検査方法によってはデング熱の原因であるデングウイルスとの交差反応が見られる場合もあるため、診断には臨床症状などを加味した総合的な視点が必要です。デング熱との精密な鑑別を行う場合は、中和抗体価を測定し、血清学的な検査を行います。

ジカ熱とデング熱は症状や流行地域、感染経路などが似ているため、早期かつ正確な診断が大切です。

ジカ熱と他の病気の関係

妊婦が感染すると胎児に影響がある可能性も

近年ブラジルでは小頭症児が増加しており、死亡した小頭児からジカウイルスが検出されていることから、ジカ熱に感染した妊婦との関連が疑われています。しかし、ジカ熱と小頭症児の関連性は、現在科学的に証明されていません。母親から胎児への感染も、現段階ではあくまで「その可能性が示唆される」程度です。

ギラン・バレー症候群などの神経疾患

ジカウイルスに感染した人の中には、ギラン・バレー症候群なども併発する場合があります。ギラン・バレー症候群とは、全身に力の入らなくなる病気ですが、ジカウイルスに感染した人のうち、どの程度の割合がギラン・バレー症候群を併発するかは分かっていません。

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