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2016年08月06日

妊娠中に行われる血液検査の目的

提供元: ヘルスケア大学

血液検査は、赤ちゃんだけでなくお母さんの状態を医学的に解析するために、非常に重要な検査です。それだけでなく、赤ちゃんの命を脅かすさまざまな感染症のリスクを取り除くことができます。

妊娠中の血液検査の目的

血液検査でわかることは大きく分けて2つあります。1つは赤ちゃんに悪影響を与える「感染症」に感染していないか。もう1つは、貧血や糖尿病など、妊娠に悪影響を与える「病気」が潜んでいないか、という点です。血液は、お母さんから赤ちゃんへ酸素や栄養を届けてくれるだけでなく、老廃物を運びだすという重要な働きをしています。血液検査は、お母さんが順調な妊娠経過をたどり、赤ちゃんがすくすく成長していることを知るために非常に重要な検査です。

血液検査で見えてくる病気のサイン

梅毒

性行為、血液などを介して感染します。特に多いのは性行為にともなう感染です。法律で検査が義務付けられており、産婦人科に受診しているなら必ず行われる検査です。梅毒は、赤ちゃんに母子感染すると、産後〜生後3か月ごろまでに発症し、発疹などの皮膚症状が出ます。その他にも、鼻閉(びへい;鼻づまり)、全身性リンパ節腫脹、肝臓や脾臓が肥大する肝脾腫(かんひしゅ)、骨軟骨炎などのさまざまな症状が出ることもあります。

昔は、乳幼児期に症状が出なくても、学童になってから角膜炎、難聴、のこぎり状の歯などの症状が出る場合もありましたが、現代ではこのような症状が出ることはほとんどありません。

糖尿病

血糖値、HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)を測定することで判定できます。妊娠糖尿病と診断される人は、妊婦全体の約12%。血糖値が高いと、赤ちゃんが巨大児になったり、難産になったり、最悪の場合は仮死状態になることもあります。

貧血

赤血球、ヘモグロビン数を測定することで判定できます。妊娠中は血液循環量が増加するため、妊婦は貧血になりやすい状態になっています。血液の原料となる鉄などの栄養素を、しっかり摂取するようにしましょう。医師より鉄剤の内服を指示される場合もあります。

B型肝炎、C型肝炎

B型肝炎は、主に血液感染、性行為が感染経路です。C型感染も血液感染が主ですが、性行為で感染することはほとんどありません。妊婦健診で早期発見することで、出産時に赤ちゃんに感染することを防ぐことができます。

HIV・エイズ

主に、性行為、血液、体液を介して感染します。産道や胎内だけでなく、母乳からも赤ちゃんに感染する場合があります。赤ちゃんと自分自身の命にかかわる病気なので、可能性は低くとも検査しておいたほうが安心です。

風疹

妊娠4か月までに母親が風疹にかかると、風疹ウイルスがおなかの中にいる赤ちゃんに感染し、さまざまな障害が出ることがあります。先天性風疹性症候群と呼ばれています。

肝機能

肝臓は血液から毒素を取り除く役割があります。肝機能が低下していると、自分だけでなく、赤ちゃんの血液から毒素を十分に取り除くことができなくなり、赤ちゃんの発育に悪影響が出ます。

腎機能

腎臓は血液をろ過し、余分な水分を排泄してくれます。腎機能が低下すると、余分な水分がたまり、高血圧やむくみなどの原因となるので、妊婦と赤ちゃんの発育に悪影響を与えてしまいます。

トキソプラズマ

ネコの糞や火の通っていない肉から感染します。流産や早産、赤ちゃんの発育異常の原因になります。

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