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2016年08月27日

どう見分ければいい?はしか(麻疹)と風疹の違い

提供元: ヘルスケア大学

はしかと風疹の違いを見ていきましょう。

はしか(麻疹)と風疹は全く違う病気

はしかと風疹は、どちらも子供の頃にかかりやすい感染症で、発熱と発疹が出ます。また、風疹は、「3日ばしか」と呼ばれたりもします。

こうしたことから、はしかと風疹は混同されやすく、子供の頃にはしかにかかったのを「風疹にかかった」と思い込んでいたり、風疹の単独ワクチンを受けたのに「はしかのワクチンを済ませた」と思い込んでいたりする人もいるようです。

でも、はしかと風疹は、原因となるウイルスが全く違います。ですから、たとえ風疹ワクチンを接種して風疹の免疫を獲得していても、はしかの免疫がなければ、はしかにかかる危険性が当然あるのです。

はしかは、もっとも重症化しやすい感染症のひとつで、合併症によって命を落とすこともあります。一方、風疹は、一般的にはそれほど心配のない感染症ですが、妊娠中にかかると、生まれてくる赤ちゃんに先天性の障害をもたらすことがあります。一番よいのは、どちらに対しても免疫を持っていることです。2つとも混同しやすい病気ですので、トラブルが起こることも考えられます。それぞれの違いをきちんと把握しておきましょう。

はしか(麻疹)と風疹の原因・症状の違い

はしか(麻疹)の発症原因と症状

はしかの原因は、「麻疹ウイルス」への感染です。麻疹ウイルスは、空気感染、飛沫感染と、さまざまな感染経路を持ち、感染力が非常に高いのが特徴です。感染すると、90%以上の確率で発病するといわれています。

感染後8〜18日ほどの潜伏期間を経て、はじめは38度くらいの発熱、咳、くしゃみ、鼻水などの風邪に似た症状と、目ヤニ、目の充血などが起こります。口の中の粘膜に、「コプリック班」という白い小さな斑点が見られることもあります。その後、一旦熱が下がりますが、すぐに39度くらいの高熱になり、それとともに鮮やかな赤い色をした小さな発疹が体中に現れます。症状は10日〜2週間程度で治まります。

風疹の発症原因と症状

風疹の原因は、「風疹ウイルス」への感染です。風疹ウイルスは、飛沫感染、接触感染するウイルスで、感染力はさほど強くありません。風疹に感染しても、15〜30%の人は症状が出ない不顕在感染です。

感染後2〜3週間ほどの潜伏期間を経て、まず耳の後ろや後頭部などのリンパ節が腫れた後、淡いピンク色をした小さな発疹が体中に現れます。約半数くらいの人に38度くらいの発熱も見られます。発疹と発熱は3日ほどで回復しますが、リンパ節の腫れは少し長引きます。

はしかも風疹も、「5類感染症全数把握疾患」といって、医師の保健所への届出が義務づけられた病気で、それぞれ届出に必要な臨床症状があります。

  • はしか…「はしかに特徴的な発疹」「発熱」「咳嗽・鼻汁・結膜充血などのカタル症状」
  • 風疹…「全身性の小紅斑や紅色丘疹」「発熱」「リンパ節腫脹」

はしか(麻疹)・風疹の予防方法

どちらの病気も、ワクチンを接種することで、免疫を獲得し、予防することができます。ワクチンは、それぞれの単独ワクチンもありますが、はしか・風疹の混合ワクチン(MRワクチン)もあります。

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