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2016年05月05日

とびひ(伝染性膿痂疹)の種類 (2)痂皮性膿痂疹(かひせいのうかしん)

提供元: ヘルスケア大学

とびひ(伝染性膿痂疹)には2種類あります。ほとんどは、乳幼児がかかりやすい水疱性膿痂疹(すいほうせいのうかしん)で、水疱ができるのが特徴です。これに対して、膿疱(のうほう)がただれてびらんとなり、厚いかさぶたができる痂皮性膿痂疹があります。痂皮性膿痂疹の原因、症状、治療について解説します。

痂皮性膿痂疹の原因

痂皮性膿痂疹の原因は主にA群β溶血性連鎖球菌(ようけつせいれんさきゅうきん)と呼ばれる菌です。また、A群β溶血性連鎖球菌(ようけつせいれんさきゅうきん)と黄色ブドウ球菌との混合型もよく見られます。これらの菌は人間の皮膚やのどにいる常在菌で、健康なうちは害がありませんが、小さな傷や、乾燥などで肌のバリア機能が落ちているところから菌が侵入して感染すると、痂皮性膿痂疹になります。

痂皮性膿痂疹の症状

最初は皮膚の赤い腫れから始まり膿疱ができます。やがて膿疱が破れて「びらん」という肌がただれた状態になり、厚いかさぶたを形成し、それが全身へ広がっていきます。痂皮性膿痂疹は炎症と痛みを伴うことが多く、発熱やリンパ節の腫れなどの症状が見られることもあります。重症になるとA群β溶血性連鎖球菌が出す毒素によって全身が赤くなることもあります。まれに合併症として腎機能が低下し、タンパク尿や血尿が出る糸球体腎炎(しきゅうたいじんえん)という病気を併発することがあります。季節に関係なく発症し、子供より成人に多くみられます。皮膚のバリア機能が低下している、アトピー性皮膚炎の方に増加傾向が確認されています。

痂皮性膿痂疹の治療

痂皮性膿痂疹はA群β溶血性連鎖球菌だけでなく、黄色ブドウ球菌にも同時に感染していることが多いので、これらの菌に効く抗生物質の内服薬や外用薬で治療を行います。重症化している場合は点滴などで薬を投与することもあります。

一般的な治療では、患部に抗生物質の塗り薬を塗ったあとにガーゼで覆います。1日数回ガーゼを取り替えることを1週間程度続けます。抗生物質を服用した場合は、通常3日程度で、症状が回復してきますが、痂皮性膿痂疹の場合は、重症化や合併症を避けるために、症状が治った後も10日前後は抗生物質の内服を続けます。

さらに、腎障害の有無を確認するために、症状が改善してからも尿検査によって尿タンパク値を確認することがあります。

とびひ(伝染性膿痂疹)の治療は、生活習慣の改善がとても大切です。家庭では、お風呂をしばらくシャワーに切り替え、せっけんを泡立てて膿疱やかさぶたを優しく洗い流します。同時に衣類や寝具をこまめに取り替えます。タオルは家族と共有せず使用後は熱湯消毒をすることを、おすすめします。また、肌を傷つけてしまい、菌を広げないようにするために爪を短く切ることも有効です。

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