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2016年04月29日

共働きでも小学校受験を諦めない! (8) 受験における「共働き家庭」であることのメリットは?

提供元: マイナビニュース

今回は、連載のメインテーマでもある「小学校受験は共働きでも可能なのか」について踏み込んでいきたいと思います。

○保育園生でも大丈夫な理由

共働きのご家庭の中には「子どもは保育園に通わせているから受験は難しいかも……」と思われる方がいらっしゃるかもしれません。しかし、しっかり準備して臨めば、お子さんの在籍は幼稚園でも保育園でも受験の合否には関係ありません。

第3回で少し触れましたが、小学校受験に強い幼稚園というのはあります。しかしそれは、子どもがその幼稚園に通っているから受かるのではなく、小学校受験に一生懸命取り組むご家庭が多く、小学校受験に協力的な幼稚園だから結果が出やすいということなのです。私立小学校は、子どもがどこの園出身かで優劣を付けてはいません。

さまざまな生活スタイルのお子さんを見ていますが、保育園に通っている(通っていた)お子さんは早くから集団生活に入っていてたくましく、親の仕事の関係で我慢もたくさん経験しているのでしっかりしている印象を受けることが多いです。また、集団の中でもしっかり自己主張できる傾向にあり、幼稚園に比べて保育時間が長い分、体力があると感じます。これらは簡単に身につけることのできないとっておきの財産。小学校受験にとっては非常にいい影響を及ぼします。

一方で、身だしなみやマナーに関して厳しく教えられている印象は受けません。制服がなく、女の子もズボンであることを求められる保育園が多いですし、シャツをズボンにしまう習慣もカジュアルな服装ではつきにくいのです。また、例えば保育園では管理上ハンカチをポケットにいれておくということもできません。普段制服で暮らしている幼稚園の子と並ぶと、試験日に正装をした際、どうしても所作の差が出てしまいます。

しかしこのあたりは、ご家庭で気をつけてさえいれば、心配することではないように思います。お休みの日に定期的にきちんとした服装でお出かけをしてみたり、土日に行く教室には正装で通ったりするなどのフォローを心がけてみてください。

加えて言えるのは、保育園は保育施設ですが、幼稚園は教育機関であるということです。そのため、「学ぶ」ことに関しては幼稚園のほうが体系立てられていると言えるでしょう。もちろん、保育園でも季節行事や自然に触れる機会を提供していますし、先生たちがたくさんのお話をしてくださるので日々学びには満ちているのですが、そもそもお子さんを預かっていることの目的が異なるのです。これは致し方ありません。

しかし私立保育園の中には独自の教育方針をしっかり持ち、教育的要素の強い保育を実施しているところがたくさんあります。園によっては、礼儀作法を大切にしていて、大変厳しく指導してくれたり、中には、英語や音楽、リトミックや受験勉強等々、いろいろな授業を選択できたりします。これから保育園選びをされるご家庭は、小学校受験を視野に入れて私立保育園も検討されるといいかもしれませんね。

○共働きだからこそ教えられることがある

さて、幼稚園生であろうと保育園生であろうと、小学校受験に大きな影響はないとすると、合格のために最も必要なことはなんでしょうか。
それは「勉強と訓練」です。”机に向かって勉強する習慣”と”指示を聞き的確に行動する力”に関しては自然に身につくものではありません。幼稚園でも保育園でも試験科目であるペーパー問題や口頭試問、体操に対応するには時間も内容も足りておらず、追加でしっかり勉強と訓練をする必要があるので、小学校受験向けの教室に通うこととなります。

しかし共働き家庭にとって、塾への送り迎えは週1~2回とはいえ難しいケースが多いでしょう。そんなときはほんの少し、人に頼る方法を考えてみてください。近くに祖父母がいれば送迎をお願いしてみたり、送迎専用のシッターサービスを利用したりするのも手です。同じ保育園にいるママ友と協力できれば交代で対応も可能。もしくは費用節約のために、一緒にシッターサービスを利用することもできますよね。

小学校受験に臨むにあたっては、教室に払う授業料だけでも相当の出費が伴います。それに加えてシッター費用がかかるとなると、ご夫婦どちらか1人分の給料がすべて受験のために消えることを覚悟する必要があるでしょう。とはいえ、受験で本当に大変なのはたった1~2年。ここで小中高一貫校に入学できれば、中学や高校を受験する必要がなくなります。お子さんの抵抗や葛藤も大きくなってからの受験に比べればかわいいものです。そしてご両親にとっても、子どもと一緒に学ぶ濃密な時間を過ごすことができます。

「ただでさえ共働きで大変なのに、小学校受験なんて本当にできるのだろうか……」と不安に思うご家庭は多いと思います。しかしせっかくならば、共働きの家庭だからこそ、身をもって教えてあげられることを子どもたちに伝える機会にしてみませんか。両親が社会で働きながら受験に取り組む姿を見て、子どもたちも勉強する意味や目標に向かってがんばることのすばらしさを学びます。「優先順位をつけて物事に取り組む訓練ができる! 」と前向きに考えることができたら、ご両親にとっても小学校受験はこの上ない経験になると思います。

次回は、「日常生活の中でできる」受験対策についてご紹介します。

※写真と本文は関係ありません
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