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2016年06月03日

【いまの日本】子どもを産んで育てる…そんな普通のことがなぜ難しい? 

提供元: BRAVA(ブラーバ)

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普通の幸せを保ち続けることすら難しい?


『「区立公園を保育所に」杉並区の提案に近隣住民が反発 なぜ?』(ハフィントンポスト)などの記事がネット上では非常に賑わっています。これは、杉並区が区立公園に保育園を建設しようとしたところ、案に対する反対の声が多かったことからニュースになったもの。公園の近隣住民に対する説明会では住民側から反対の声が上がり、深夜にまで及ぶ6時間もの長時間の話し合いとなりました。

また、5月30日には、「<第2子の壁>「保活」がなければ…一人っ子の親の6割にも」というニュースが毎日新聞から報じられています。このニュースによると、「『保活』がなければ、もう1人子どもを持ちたい」とインターネット調査に答えたのは回答者全体の42%。実際、子どもの数別に回答者をみると「子ども1人」は59%で、突出していたそう。ちなみに、「子どもなし」が43%、「2人以上」が26%でした。

ただ普通に働いて、普通に子どもを育てていく…そんな30年ほど前までは多くの人が手に入れていた普通の幸せを、普通に享受しにくくなっている気がします。

地方は保育園が余ってる、それどころか廃園になっているという現実


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さて、つい先週、三重県は熊野に行ってきました。

夜、熊野在住の友人と食事をしている際に、こんなことを言われました。

「東京のほうだと、“保活”大変なんでしょ? 本当に待機児童っていっぱいいるの? こっちにいると全然実感ないんだよね」と。

まさしく我が家は待機児童。4歳と1歳の子どもを認可外保育園に通わせていいます。

保育料は2人あわせて約12万。延長料金が加算されると14万くらいになることも……。ヒエーですよね。補助金もあり、先生方もいい先生で気に入っているのですが、ウチには寮に入っている高校2年生の長男もいます。そのため、さらに高校の授業料や寮費もかかってくるわけです。「我が家は教育費を払っていけるのだろうか?」という不安に押しつぶされそうになる夜もあります。

不安になれば、なるほど「働こう。もっと頑張って稼ごう」という気持ちになる……いや、なっていたのですが……。

いやいやいや、そうじゃないかも!!!! って思ったんです。

三重の友人曰く、

うちのほうじゃ、保育園なんて有り余ってて、子どもが少ないから、どんどん統廃合してなくなっているんだよね。若い世代が大学進学とかで都会に出たら、もう戻ってこないから。でも、よく、『地方は仕事がない』っていうけれど、本当はあるんだよ。林業も、漁業も、人手不足だよ」

つまり、地方に行って、地方で働けば、“保活”とも“待機児童問題”とも無縁の日々が送れるわけです。しかし、ここで1つ問題があります。

おそらく林業も漁業も、それほど収入が高くない“かもしれない”ということ。調べてみたら年収は200万円台〜700万円台と大きな開きがありました。稼げる“かもしれない”けれど、稼げない“かもしれない”ってコトになりそうです。(私は東京生まれの東京育ちなので、まったくこのあたりの感覚が分かりません)

もし、そのような収入面で不安の残る職業に就いてしまったら、子どもに教育を受けさせよう、大学まで行かせようと思ったときに、少々金銭面が厳しい“かもしれない”……という現実が出てくる“かもしれない”のです。

きっと、この“かもしれない”に対する不安が大きくて、「都会で働こう」という選択肢になるのだと思います。

三重の友人は、「若い世代が地方で暮らし、第一次産業に就いてもいいよと思えるようになれば、少子化は解決するんじゃないか」と言っていました。そのための、就労支援が必要ではないかと。

もし、地方で一定以上の収入を “確実に”得られれば、地方での就労を望む人は出てきそうです。

地方で暮らせば、生活にかかるコストは削減できます。それほどたくさん稼がなくても、家族で暮らしていくことができるでしょう。

地方の広々とした家で、自然豊かな環境で、のびのびと子どもを育てられるなら、東京の狭い空間で、ギスギスした人混みみのなかで、気を使って子育てするよりも、ずっと楽しそうです。

今の日本で、「普通に子育てをして、普通の幸せを享受しながら、ギスギスしないで暮らしたい」という思いを東京で叶えようと思ったら、ものすごく大変なこと。

でも、地方なら…?

少子化問題や保育園が足りない問題は、「ただただ保育園を増やせばなんとかなる」ものではなく、別のところにも解決法は隠されていそうです。
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