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2016年09月07日

子どもの溶連菌感染症|発熱、発疹などの症状、治療のポイントとは

提供元: cozreマガジン

子どもがかかりやすい溶連菌感染症。のどの痛み、発熱、発疹、イチゴ舌などの症状で知られています。

溶連菌感染症は抗生剤で治療できますが、しっかり完治しないと再発や合併症を引き起こす病気でもあります。子どもの場合には、合併症を起こしていないか完治後に尿検査をすることも大事です。

今回は、溶連菌感染症の症状や治療法、発熱や喉の痛み、皮膚の発疹へのホームケアについてご説明させていただきます。

溶連菌感染症とは

溶連菌とは

体温計とマスクと薬,子供,溶連菌, 溶連菌感染症の原因菌となるのが溶連菌です。正式名称を、溶血性連鎖球菌(ようけつせいれんさきゅうきん)と言います。

溶連菌には、人に感染症を発症させることのないα溶血と、感染症を発症させるβ溶血の2種類があります。

β溶血にはいろんな種類がありますが、溶連菌感染症の9割をβ溶血A群が占めています。溶連菌はごくありふれた菌で、溶連菌が咽頭に存在していることもあります。

溶連菌感染症とは

溶連菌による感染症の総称を、溶連菌感染症と言います。

溶連菌の一つが原因菌となっている「しょう紅熱」は、昔は死亡率が高い病気として恐れられていましたが、抗生剤が発明、普及したおかげで怖い病気ではなくなりました。そのため現在では、しょう紅熱も区別せず、溶連菌感染症に含むようになりました。

流行する時期、ピーク

初夏イメージ,子供,溶連菌, 溶連菌感染症は通年かかることのある病気ですが、春~夏と冬の年2回に流行します。

感染力

高熱がある時やのどの痛みが強い時には、感染力が強いと言われています。しかし、抗生剤を24時間服用することで、感染力はなくなります。

中には、溶連菌に感染しても発症しない「不顕性感染」の場合もあります。現在小学生の一割に、不顕性感染の子どもがいると言われています。

子どもが溶連菌感染症にかかる割合

全ての年齢の人が溶連菌感染症になる可能性がありますが、8割程度を幼児、学童が占めています。最も多い年代は、5~15歳です。

何度も感染するの?

溶連菌には色々な種類があるため、一度溶連菌にかかって免疫がついたとしても、違う種類の溶連菌に感染することがあります。生涯に、4~5回感染することもあるようです。

溶連菌感染症の症状

のどの痛み、発熱、発疹、イチゴ舌などの症状が

イチゴ,子供,溶連菌, 溶連菌の初期症状は、のどの痛みと腫れなどで、症状だけでは風邪と勘違いされやすい病気です。

【症状の表れ方】
・のどの痛みと腫れなど、のど風邪のような症状がでる
・39度前後の発熱
・舌が白いコケにおおわれているようになる
・首、胸、手首、足首など発疹ができ、発疹が全身に広がる
・舌が赤くてぶつぶした状態になる(イチゴ舌)
・症状が治まった後に、指先の皮がめくれる

のどの痛みなどをうまく訴えることのできない幼児では、急に39度前後の高い熱が出ることで病気に気づくことも多いようです。

発疹は、首、胸、足首、手首などの部位からできはじめることが多く、やがて全身にひろがっていきます。発疹にはかゆみがあります。

舌は、発病してすぐに白いコケにおおわれたようになりますが、3~4日すると赤くはれプツプツとした状態に変化します。これが溶連菌感染症の特徴と言われている「イチゴ舌」です。

その他にも、吐き気、腹痛、頭痛、関節痛、リンパの腫れなどの症状が出ることがあります。症状のあらわれ方には個人差があり、3歳以下の幼児や乳児では、のど風邪の症状しか出ないこともあります。治療して症状が治ってくると、指先の皮がめくれてきます。

潜伏期間

潜伏期間は、2~5日と言われています。

アデノウイルスとの違い

アデノウイルスも溶連菌感染症と同じようにのどの風邪症状で始まる病気です。特に流行る時期はなく、通年発症します。

症状には、気管支炎、肺炎、咽頭結膜熱、扁桃腺炎、流行性結膜炎、胃腸炎などと幅広く、溶連菌感染の症状とは異なります。アデノウィルスに感染した場合は、溶連菌感染症とは違い抗生剤が効きません。

溶連菌感染症の原因

飛沫感染と経口感染でうつる

くしゃみをする子ども,子供,溶連菌, 溶連菌感染症は主に喉に感染して病気を引き起こします。

溶連菌の感染経路には、溶連菌に感染した人の唾を吸い込むことで感染する【飛沫感染】、溶連菌に感染した人の唾が付着した食べものや物を口に入れることで感染する【経口感染】があります。

溶連菌感染症の治療法

まずは溶連菌感染症の診断キットで検査

綿棒,子供,溶連菌, 判定時間が5分程度で済む検査方法が、A群溶血性連鎖球菌迅速診断キットによる検査方法です。

綿棒で咽頭部分の粘膜をこすり採り、その綿棒を試薬に混濁させ、試薬をテストスティックにつけるだけです。この方法なら、子どもの負担も少なくてすみます。

治療は抗生剤で

溶連菌感染症には抗生剤での治療が必須になります。抗生剤を2~3日内服すると、熱が下がり、全身の症状も落ち着いてきます。

治ってきたからといって、抗生剤を中止してはいけません。合併症を防ぐためにも、必ず処方された分を飲みきるようにしてください。

合併症に注意!尿検査も忘れずに

溶連菌の症状が落ち着いてから発症する合併症には、急性糸球体腎炎、リウマチ熱などがあります。

これらの合併症を防ぐためにも、前述の通り抗生剤を忘れずに最後まで飲みきるようにしましょう。また、腎炎の発症がないかどうかの尿検査も受けるようにしてください。

ホームケア

発熱対策

おでこを冷やすこども,子供,溶連菌, 高い熱が出るので、熱症状への対応が必要になります。子どもが寒いと訴える場合には、寝具や室温などで保温するようにしましょう。熱いと訴える場合には、室温を下げ、体を冷やすようにしましょう。

高熱で体温の水分が失われるので、脱水の恐れも出てきます。こまめな水分補給を忘れないようにしましょう。電解質を補充できるようなイオン水などがおすすめです。

皮膚への対策

発疹はかゆみをともなうので、子どもが掻いてしまわないように爪を短くしましょう。

汗をかいたらこまめに着替えをすることも大切です。その時に冷たいタオルで優しく拭くと、かゆみを少し軽減することができます。

お風呂

洗面器とタオル,子供,溶連菌, 高熱でぐったりしている時には、無理して入浴する必要はありません。ぬるめのお湯をしぼったタオルで拭くようにしましょう。

熱が微熱程度まで下がり子どもに元気が出てきたら、シャワーを浴びても大丈夫です。温まるとかゆみが増すので、熱いお湯を避け、ぬるめのお湯にしましょう。

食事

胃腸の働きも低下しているので、消化の良いものを選ぶようにしましょう。お粥、パン粥、うどん、くたくたに煮た野菜スープなどがおすすめです。

のどの痛みや腫れがある場合には、熱いもの、辛い物、すっぱいものなど、のどを刺激するようなものを避けるようにしてください。ヨーグルト、ゼリー、ポタージュスープなどだと、のどごしが良くて食べやすいですよ。

保育園や幼稚園への登園、外出

登園の様子,子供,溶連菌, 溶連菌感染症は、医師が感染の恐れがないと判断するまで、登園・登校はできないと学校保健法で定められています。

抗生剤を24時間内服すると感染の恐れはなくなりますが、発熱していたり元気がないときにはお休みするようにしましょう。

全身に発疹がある状態だと、周りの人が感染を心配したり、不快に思ったりすることもあるので、発疹が落ち着いてから外出することをおすすめします。

家族、兄弟間での感染を防ぐためにできること

溶連菌は感染力が強いため、家族間で感染してしまうことがあり大人も感染します。飛沫感染、経口感染なので、食器やタオルなどを共有しないようにしましょう。また、マスクをつけることで飛沫感染しにくくなります。

手洗いとうがいをしっかりすることも重要です。抵抗力が弱まっていると感染しやすくなるので、日ごろから規則正しい生活を送り、体の免疫力を高めておくことも大切です。
保育園で実践している感染症の予防法!うがい・手洗いや除菌対策

体験談:溶連菌感染症の症状と治療までの経緯

発疹が出たことにより発覚

手の発疹,子供,溶連菌, 私は太陽さんからの体験談:
娘はまず微熱が出ました。37.3度ぐらいだったのであまり気にしていなかったのですが、微熱が出てから次の日に、上半身に発疹が出ました。

発疹が出た事がなかったので、おかしいと思い総合病院に行きました。喉の粘膜をとり検査をしたところ溶連菌と診断されました。飛沫感染もあるので、落ち着くまで幼稚園を休ませました。

高熱と喉の痛み

ハッピーコーンさんからの体験談:
突然の高熱が始まりでした。前日まで全くなんともなく元気だったのですが、39度ほどの熱があり、保育園からお迎えの連絡が来ました。

高熱の後頭が痛い、喉が痛いと言っていました。嘔吐はありませんでしたが、少し気持ち悪かったようです。

救急外来で診察をしてもらったのですが小児科医でなかったのでとりあえず熱を下げる座薬をもらい、翌日かかりつけの小児科へ行きました。

熱は座薬で少し下がるものの、すぐ39度くらいになり小児科へ言った時も又熱が上がり始めたところでした。喉に綿棒をグリグリして検査をしました。しばらくしてもう1度小児科へ行き、尿検査もしました。

まとめ

溶連菌感染症についてご紹介させていただきました。合併症を防ぐためにも、溶連菌感染症にかかったら、きちんと完治するようにしてください。

溶連菌感染症にならないためにも、日ごろから規則正しい生活を送り、体の免疫力を高めるようにしてくださいね。
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