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2016年09月29日

RSウイルス感染症とは?咳、発熱に注意!気管支炎、肺炎など重症化も

提供元: cozreマガジン

あまり聞きなれないRSウイルス感染症。実はとても身近な病気で、生涯何度も感染と発症を繰り返しています。

年長児以降は咳、発熱などの風邪の症状のような軽症で済むことの多い病気ですが、乳幼児は気管支炎や肺炎など重症化する恐れもあり、入院となることもあります。

また、2016年9月には計測し始めてから過去最多の患者数を記録し、流行が心配されています。今回は、RSウイルス感染症の症状、治療法、薬、対処法、登園についてなどをご紹介します。

RSウイルス感染症について

RSウイルス感染症とは

男の子とウィルス,RSウイルス,感染症, RSウイルスに感染することで発症するRSウイルス感染症。2歳児までにほぼ全員が感染する病気です。

終生免疫でないため、何度でも感染・発症を繰り返す病気ですが、年長児以降になると咳・発熱など軽症で済ムコトが多いです。

一方、初感染の場合は約3割が呼吸困難などを起こして重症化します。特に乳児期早期の赤ちゃんが初感染すると重症化しやすいとも言われています。

いつごろ流行るの?

11月~1月に流行することが多いとされていますが、2016年は9月から感染者が増加し、(2012年以降の観測より)9月の患者数は過去最多となっています。今後も感染の拡大が心配されています。

感染しやすい年齢は?

年齢を問わず誰でも感染します。また一度感染しても免疫がつかないため、何度でも感染し生涯感染と発症を繰り返すウイルス感染症です。

名前はあまり知られていませんが非常にポピュラーな病気で、生後1歳までに半数以上の子どもが感染し、2歳までにはほぼ全員が感染すると言われています。

RSウイルス感染症の症状と原因

軽度の症状|発熱、咳などの風邪症状

熱の子どもと看病するママ,RSウイルス,感染症, 年長児以降は軽症で済むことがほとんどで、発熱、咳などの風邪症状が数日続いてから治ります。

軽症で済むことから検査や治療をしないことも多く、RSウイルスと知らないまま感染、発症することがほとんどです。

重症の症状|細気管支炎や肺炎になることも

乳児期早期の赤ちゃんが初感染をすると、重症化しやすいと言われています。乳幼児の初感染のうち約3割が重症化してしまいます。

咳、発熱などの症状が数日続いた後、咳が酷くなり、呼吸するとヒューヒュー、ゼイゼイ言うようになります。呼吸が困難になることから、元気がなくなりぐったりします。細気管支炎や肺炎になることも。

合併症には、無呼吸発作や急性脳症などがあります。これらは命に関わる病気なので、注意が必要です。

感染経路

鼻水が出ている子ども,RSウイルス,感染症, 感染経路には、以下の2津があります。

1. RSウイルスに感染している人の唾液や鼻水などをくしゃみなどから吸い込んでしまう飛沫感染。

2. RSウイルスのついている玩具をなめたり、RSウイルスのついているドアノブなどに触り、その手で目などをこするなど粘膜から体内に取り入れてしまう接触感染。

乳幼児は指や玩具を舐めたりすることが多いこと、子ども同士の距離が近いことなどから感染しやすいと言われています。
保育園で実践している感染症の予防法!うがい・手洗いや除菌対策

感染力

感染力が強いため、集団生活で流行する可能性が上がり、家族間での感染も多いです。

通常感染力が強いとされているのは、発症してから3日~8日程度。しかし乳幼児では、3~4週間も感染力が持続することもあります。

潜伏期間

潜伏期間は2~8日(4日~6日が最多)で発症します。

風邪との見分け方

発熱する子ども,RSウイルス,感染症, 発熱、咳などの風邪に似た症状が主なので、風邪と見分けるのは困難です。数日たっても咳が治らず酷くなってきた、呼吸が苦しそうなどの場合には、RSウイルスの可能性があります。

また周りでRSウイルス感染症が流行っている場合、RSウイルスに感染している可能性が高くなります。

予防法はあるの?

RSウイルス感染症のワクチンはないため、予防接種で防ぐことはできません。

ただRSウイルスに感染することで命の危険がある、早産児、ダウン症候群、免疫不全、先天性疾患のある乳幼児に限り、感染しないようにする抗体製剤を保険適用で使用することができます。

日常的にできる予防法は、マスクをつけたり手洗いをしっかりしたりして、ウイルスの侵入を防ぐことです。乳幼児がよく触るものを消毒したり、乳幼児に目や鼻をこすらないようにさせることも大切です。

重症化しやすい乳児期早期の赤ちゃんは、RSウイルス感染症が流行している時期には人ごみを控えると良いでしょう。

RSウイルス感染症の検査方法と治療法

検査方法

小児科を受診する子ども,RSウイルス,感染症, 通常は医師の問診と診察のみで、特別な検査をしてRSウイルス感染症を特定することはありません。

入院している場合、乳児の場合、重症化している場合など、特定の時に限りRSウイルスの抗原検出診断キットで検査します。

治療法

RSウイルス感染症の特効薬はないため、対症療法が中心になりますので、通常の風邪と同じ治療を行います。

発熱している場合には解熱剤を、咳がある場合には去痰剤を、呼吸困難がある場合には気管支拡張剤などを使用します。ステロイド製剤を使用することもあります。

入院することも

入院する子ども,RSウイルス,感染症, 呼吸困難がある、水分がとれなくて脱水症状を起こしている、元気がなくてぐったりしている場合には、入院治療となることがあります。

1週間程で退院することが多いようですが、重症化したり合併症があったりすると入院期間が長くなります。

RSウイルス感染症になったら気をつけること

登園、登校は?

園児のおでこを触る先生,RSウイルス,感染症, 学校保健安全法では、RSウイルス感染症で必ず何日欠席するように、というルールはなく、発熱、咳などの症状が落ち着き、全身状態が良くなったら登園・登校してもいいと定められています。

症状が落ち着いて子どもが元気になり、医師の許可が出たら登園・登校していいでしょう。

ただ元気になってもまだ感染力は残っている可能性があります。マスクを着用し、手洗いをしっかりするなど、周りにうつさないように注意することが大切です。

お家でできることは

症状が治まるまでは、自宅でゆっくりと過ごすようにしましょう。空気が乾燥していると咳が酷くなるので、加湿器などで調整してください。

発熱していたり元気がなかったりする時には、無理に入浴させる必要はありません。汗や汚れが気になる場合には、絞ったタオルで拭くようにしましょう。

ミルクや母乳は通常通りで飲ませてください。離乳食や食事は、いつもよりも消化が良い食べやすいものがいいでしょう。食事が食べられない時でも、脱水を防ぐために水分補給だけはしてください。

子どもの様子をしっかりと観察し、水分がとれない、呼吸困難がある、元気がなくぐったりしているなど、子どもの様子がいつもの風邪と違うと感じた場合には、速やかに小児科を受診するようにしてください。

看病する人が気をつけること

手洗いをする女性,RSウイルス,感染症, 通常大人は、RSウイルスに感染しても風邪症状のような軽症で済みますが、子どもを看病することによって大量のRSウイルスを体内に取り込んでしまうと、重症化することがあります。大人だから大丈夫だと思わずに、看病する時にはしっかりと予防するようにしてください。

他の家族に感染を広めないよう、ウイルスに触れたら必ず手洗いをして、ウイルスのついている物は消毒するようにしてください。重症化しやすい乳児期早期の赤ちゃんがいる場合には、より注意が必要です。

まとめ

RSウイルス感染症についてご紹介させていただきました。流行ってきているので、マスク着用、手洗いなどの予防をしっかりとして感染を防いでくださいね。

感染してしまった場合には、周りにうつさないようにする配慮も忘れないようにしましょう。
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