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2016年08月23日

赤ちゃんが食物アレルギー反応を起こす原因と症状

提供元: マイナビウーマン

赤ちゃんが食物アレルギー反応を起こす原因と症状

“食事の後、気が付くと赤ちゃんの皮膚にいつの間にか湿疹ができてる! “そんな経験はありませんか? 今や10人に1人の赤ちゃんが「食物アレルギー」だといわれています。今回は、食物アレルギーの原因と症状にはどんなものがあるのか、食物アレルギーの治療法についてもご紹介します。

そもそも“アレルギー”ってどんなもの?

人間の身体は、免疫機能によって外部からの細菌やウイルスが体内に入って来ないように守られています。しかし、本来ならば、身体に悪影響を及ぼさないとされる食べ物や花粉、ハウスダストなどに対して、免疫機能が過剰に反応。これによって引き起こされるのが「アレルギー」です。

アレルギーの原因

アレルギーを引き起こしてしまう「アレルゲン」が含まれるものを食べたり、また吸い込んだり、触れたりすることでアレルギーが起こります。食物をはじめ、埃などのハウスダスト、花粉、ダ二、カビ、動物の毛など、アレルゲンとなるものは、私たちの日常生活の中にたくさん存在します。どのアレルゲンがアレルギーの原因になるのかは個人差がありますが、中には一つだけに限らず、いくつものアレルゲンによって、何種類かのアレルギーになってしまう方もいます。

アレルギーの種類

一口にアレルギーといっても、様々な種類があります。

・【食物アレルギー】特定の食べ物を飲食することで、発疹や腹痛、呼吸器系に症状が出る

・【口腔アレルギー】特定の食べ物を飲食することで、口の中や周りだけかゆみや湿疹などが出る

・【アトピー性皮膚炎】紫外線や乾燥、季節の変わり目などに影響を受け、皮膚に湿疹やかゆみが出る

・【花粉症】花粉が原因で鼻水やくしゃみ、目のかゆみなどの症状が出る

・【アレルギー性鼻炎】主にハウスダストが原因で、鼻水やくしゃみ、鼻詰まりの症状が出る

・【アレルギー性結膜炎】花粉やハウスダストが原因で、目のかゆみや充血、目やになど目に症状が出る

・【気管支ぜんそく】遺伝や体質に加え、アレルゲンが原因で、ヒューヒュー・ゼイゼイするような苦しい呼吸や、咳などの症状が出る

・【動物アレルギー】特定の動物の毛やフケ、尿などが原因で、アレルギー性鼻炎や結膜炎などと同じような症状が出る

・【金属アレルギー】アクセサリーなどに使用されている金属が皮膚に触れることで、かゆみやかぶれ、発疹などの症状が出る

アレルギーの検査

アレルギーの有無を知りたい時、または、アレルギーが疑われる場合には、原因となるアレルゲンを特定するために、様々な検査が行われます。

・「血液検査」抗原特異的IgE抗体検査、好塩基球ヒスタミン遊離試験

・「皮膚テスト」スクラッチテスト、パッチテスト、ブリックテスト

・「食物除去試験」アトピー性皮膚炎や慢性蕁麻疹の疑いがある場合、2~4週間特定の食物を食べないことで症状が改善されるか見ます

・「食物経口負荷試験」疑いのある食物を段々量を増やしながら食べることで症状が出るかどうかを見ます

アレルギーの検査は、問診や症状などを考慮して、どの種類の検査を行うかが決められます。何らかの症状が出ているか、保険が適用されるかどうかで、その検査費用も異なります。

赤ちゃんにもっとも多い「食物アレルギー」

様々な種類のアレルギーの中でも、「食物アレルギー」は特に乳幼児に多いとされています。赤ちゃんの10人に1人、3歳から6歳の幼児の20人に1人が食物アレルギーともいわれています。人間が生きていく上で、かかせない食物は毎日口にすることから、食物アレルギーは赤ちゃんに限らず、年齢に関係なく誰にでもおこりうる可能性が高いものです。

食物アレルギーの原因

消化機能や皮膚のバリア機能などがまだ発達していない赤ちゃんの身体は、様々なものに対して反応し、免疫機能も弱いため、アレルギーを発症しやすくなっています。赤ちゃんが食物を口に入れると、体内では食物に含まれているタンパク質を分解することが出来ず、そのまま身体に吸収。そして、アレルギーを引き起こす原因となる「IgE抗体」を作り出します。その結果、アレルギーとして様々な症状が身体に出てきます。

食物アレルギーの種類

1)新生児・乳児消化管アレルギー

食物アレルギーの中でも、新生児期からと早い月齢で起こります。主に粉ミルクが原因で、嘔吐・血便・下痢・発熱などの症状が出ます。2歳頃までには治ることがほとんどです。

2)乳児アトピー性皮膚炎

乳幼児期のアトピー性皮膚炎のおよそ6割から8割が食物アレルギーが原因で発症することが多いと言われています。主に卵、牛乳、小麦、大豆などの食物が原因で、年齢が上がれば自然に良くなっていることが多いです。

3)即時型

原因となる食物を食べて15分~30分以内に症状が出ることが多く、遅くても食後2時間以内には発症するものです。乳幼児期には、卵、牛乳、小麦が原因で起こります。

4)非即時型

即時型とは対照的に、原因となる食物を食べてから数時間から2日程度経って症状が出ます。時間が経ってから症状が出るため、どの食物が原因なのか特定することが難しくなります。

5)食物依存性運動誘発アナフィラキシー

原因となる食物を食べ、4時間以内に運動をすると発症する特殊なアレルギーです。小麦やエビやカニなどの甲殻類が原因で症状が出ることが多く、乳幼児よりも小学生から高校生に見られるものです。

6)口腔アレルギー症候群

原因となる食物を口に入れて5分も経たないうちに、口の周りや口の中、唇が腫れたり、口の中がイガイガするといった症状が出ます。野菜や果物が原因で発症することが多いと言われています。

アレルギーの原因となる食物

「卵」、「牛乳」、「小麦」の3つは三大アレルゲンと呼ばれ、主に食物アレルギーの原因となる

食物です。それ以外にも、魚介類、エビやカニなどの甲殻類、大豆、お蕎麦、キウイやメロンなどの果物、ピーナッツ、イクラなどの魚の卵などによるアレルギーもあります。アレルギーになるとされる様々な食物の中でも、アレルギーを発症するおよそ4割の乳幼児が卵アレルギーだと言われています。

様々な「食物アレルギー」の症状

アレルギーの症状には様々なものがあります。身体全体という広範囲に症状が出て、症状の出方に関しては個人差があります。

皮膚の症状

・かゆみ

・じんましん(発疹が出て、数時間で消える)

・皮膚の赤み

・湿疹

・おむつかぶれ

・しもやけ

食物アレルギーの症状の中でも、もっとも症状が出やすい部位が皮膚です。食物アレルギーの患者さんのおよそ9割に見られる症状です。かゆみを伴うものが多く、眠れないほどかゆみが出て、とても辛い方もいます。

呼吸器系の症状

・くしゃみ

・咳

・喉の腫れや締め付け感

・呼吸困難

・呼吸をするとゼーゼー、ヒューヒューという音がする

・声がかすれる

・鼻水

・鼻詰まり

・鼻炎

皮膚に出る症状の次に多いとされるのが、呼吸器の症状です。

消化器系の症状

・腹痛

・吐き気

・嘔吐

・下痢

・便秘

・血便

・口内炎

・食欲不振

腹痛や下痢、嘔吐など消化器の症状が出るもので、“消化管アレルギー”と診断されます。主にタンパク質を含む食物が原因で、体質的なものから症状が出ると言われています。

全身性の症状「アナフィラキシー」

・けいれん

・呼吸困難

・顔面蒼白

・意識障害

・血圧の低下

・意識を失う

「アナフィラキシー」というアレルギーの一種で、原因となる食物を食べたり、飲んだり、また吸い込むことによって症状が出ます。短時間で全身の様々な部分に症状が出て、最悪の場合は死に至ります。

もしかして「食物アレルギー」?! と思ったら

食物アレルギーチェックをしてみよう!

まだ会話ができない赤ちゃんは、たとえかゆみや痛みがあったとしても、伝えることができません。食後赤ちゃんの様子がちょっと変だと感じた時は、以下の項目をチェックしてみましょう。服を脱がせて、全身の様子もしっかり確認してみましょう。

■身体を掻いて痒がっている

■顔やお腹などにじんましんが出ている

■顔が腫れている

■目や口の周りが赤くなっている

■下痢をしている

■吐き気や嘔吐をしている

■呼吸を苦しそうにしている

■口をやたら動かして痒そうにしている

小児科の“アレルギー科”で診てもらおう

赤ちゃんにアレルギーの疑いがある場合は、小児科の中でもアレルギー科がある病院で診てもらうのがもっとも安心です。もし命に危険性のあるアナフィラキシーであるならば、食物アレルギーにも精通しているアレルギー専門医からの的確な治療や指導が必要となってきます。

赤ちゃんのアレルギー検査

アレルギー検査は血液検査が一般的ですが、注射による採血になるため、乳幼児にはリスクが高いものです。そのため、乳幼児が食物アレルギーの検査をする際は、皮膚テストであるプリックテストが広く行われています。アレルギー検査は生後4カ月から可能で、卵、小麦、牛乳、大豆、ダ二など一度に何種類かのアレルゲンを調べることができます。

もし「食物アレルギー」と診断されたら

もしも食物アレルギーと診断が出ても、決して自己判断で、食物の制限などをせず、医師の指示をきちんと守って治療を進め、日常生活の中で、アレルゲンを含む食物に対して日頃から意識を高めておきましょう。

食物アレルギーの治療

検査で食物アレルギーの診断が出て、原因となる食物が特定出来たら治療が始まります。治療方法には、アレルギーの原因となる食物を一切与えない“完全除去”と1週間に1回か2回に分けて、原因となる食物を少しずつ食べさせる“不完全除去”の二種類があります。しっかりと医師に相談して治療を進めるようにしましょう。

加工食品のアレルギー表示をチェックする

食品衛生法において、加工食品や缶詰などには、卵、牛乳、小麦、エビ、カニ、そば、落花生の“特定原材料”である7品目を表示するように義務付けられています。この特定原材料は、特に「アナフィラキシー」を引き起こすものとして注意が必要です。購入する際には、どういったものが含まれているか注意して見るようにしましょう。

まとめ

もしも食物アレルギーと診断が出ても、焦ることはありません。大人の食物アレルギーは、遺伝や生活習慣などが関係しているため、症状も重く、治りにくい傾向にありますが、乳幼児の食物アレルギーに関しては、成長と共に改善され、大半が6歳頃までには食べることが出来るようになります。

あまりナーバスになりすぎると、せっかくの食事の時間も楽しくありません。医師の指示に従い、適切な治療を行いながらも、アレルギーに対応した、お子さんが喜ぶメニューを作りを考えてみてはいかがでしょうか。

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