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2016年06月28日

子ども子育て支援新制度で保活がどう変わる?

提供元: laxic

子ども子育て支援新制度で保活がどう変わる?

平成27年度から本格導入された「子ども子育て支援新制度」により、保活の様相や入園希望の申し込み方法も変わっています。どのように変わったかがつかめていないと、いざ申し込みという時に戸惑ってしまいます。新制度によって大きく変わったポイントをまとめました。

認定こども園や小規模保育所なども「認可」園に


従来は、「認可」の保育施設というと、認可保育所(保育園)だけでした。ところが新制度では、「施設型給付」(認定こども園、幼稚園、保育所)と「地域型保育給付」(小規模保育など)を整備し、市区町村の認可を受けた施設や事業に対して、財政支援がされるようになりました。

新制度で始まった「給付」という制度によって、認可保育所だけでなく認定こども園や、小規模保育事業・保育ママなどの地域型保育も市区町村の「認可」を受けた施設・事業となったのです。私立幼稚園の中にも、この制度のもとでこども園に移行したところもあります(移行するかどうかは園の自由であり、今後、移行を検討する園も出てくるでしょう)。

これらの「認可」の施設・事業を利用して保育をお願いしたい場合は、市区町村が入園・利用のための選考を行います(選考については後述します)。保育料は、所得に応じて保育料が決まる「応能負担」が適用されます。つまり、認可保育園と同様の選考をし、同水準の保育料となる保育の場が増えることになります。また、「0~2歳児クラスの間は保育園に預けるが、年少以降は幼稚園としての特色がある園に通わせたい」という考えをもっているご家庭にも助かる制度ではないかと思います。

まずは、住んでいる自治体の保育施設・幼稚園がどのようなくくりになっているのか自治体のホームページや、担当部署の窓口にある保育施設利用案内などで調べておきましょう。

認可園を利用するには「保育の必要性の認定」を受けなければいけない


従来、認可保育園への入園を希望する場合には、市区町村に利用申し込みをし、選考会議を経て内定の有無が決まっていました。

新制度では、上記の市区町村の認可を受けている保育施設・事業を利用したい場合には、まず、利用申し込み以外に市区町村から、「保育の必要性の認定」を受けることが必要になります。提出した書類をもとに「この家庭には保育が必要かどうか」を先に審査する会議が行われるのです。

上記の表のように1~3号までの3つの認定区分があり、2号・3号と認定された場合はさらに「必要な保育の時間量」を定められます。

・保育標準時間=1日11時間まで
・保育短時間=1日8時間まで

例えば、保育標準時間の認定を受けて本来11時間まで預けられるけれど、9時~18時の9時間利用している人が、1時間の延長保育をお願いしても延長料金はかかりません。一方、保育短時間の認定を受けている人が8時間を超えて延長をお願いするときは、延長料金が発生する、というイメージです。細かい決まりは各園に確認してください。

認定の受け方は自治体によっても異なると思います。

(例)
・幼稚園や認定こども園の場合、まずは園に直接申し込みをして内定を受け、市区町村の保育の必要性認定を受け、園と正式契約。
・保育施設・事業の場合、「保育施設利用申込書」を提出すると同時に、「保育の必要性の認定を受けるための書類」も提出。→保育の必要性の審査を経て30日以内に結果が送られてくる(必要性が認められた場合は「認定証」が交付される、など。

「認定を受けた=どこかの園に入れる」ではない


「ここまで来ておいて何なの~」と感じる方もいるでしょうが、「認定を受けた=必ずどこかの園に入れる」というわけではありません。

保育の必要性は認められたけれど、そこから従来通りポイント制などにより、自治体の判断する優先度によって、各保育施設・事業に割り振られていくことになります。待機児童の多い地域では、認定を受けても認可を受けた園・事業から漏れ、空きのある認可外保育施設や新制度に移らない幼稚園(3歳以上)を紹介されることもあるようです。

増えた選択肢を可能な限り利用する


筆者は、4月上旬生まれの末っ子が3歳になったと同時に、当時住んでいた地方都市の認定こども園の満3歳児保育枠で入園させました。(フリーランスで仕事をしていましたが)「1号認定」を受け、幼稚園教育としての時間(14時半まで)+延長保育(18時半まで可能)を利用していました。

その年の秋に東京23区内に転入。さすがに認可保育園には空きはなく、空きのある区立保育室の2歳児クラスに入ることができ、4ヵ月間お世話になりました(2号認定・保育短時間)。保育時間が8時間を超える際には延長料金が発生)。ビルのワンフロアを利用した0~3歳児対象の保育室でしたが、雨の日以外は毎日地域の様々な公園や児童館でのびのび遊び、我が子にとっても思い出深い4ヵ月になったようです。

そして3歳児クラス(年少)から、区立こども園の長時間枠に入園することができました。保育時間は7時半~18時半まで可能(2号認定・保育標準時間)。仕事があるときは土曜保育も利用できます。また、小学校3年生までの上の子がいる場合の保育料減免措置も受けることができ、いわゆる認可保育園以外の保育の枠が広がっている恩恵を感じています。

最初から認可園に入れたわけではなく、認可外での実績を作ってから認可園に転園できた人もいます。同様に、例えば保育ママや小規模保育事業を利用した後に、認可保育園や認定こども園を目指すという形もあります。この移行に関しては、0~2歳児クラスまでの小規模保育や保育ママの場合、対象年齢を過ぎた後どこにも通えないということがないよう、「連携施設」(認定こども園や幼稚園、保育所)を設定することが新制度で定められています。そして、優先的に連携施設に入れるような措置を取っている自治体もあります。

しかし、地域によっては、連携施設の設定までに一定期間がかかることもあります。また、どうしても預け先がなく、市区町村が認めた場合には、もとの園に引き続き通うことができます。しかし親としては3歳児クラスの段階になると、同年齢の多くの子と交流させたいという思いが強いかもしれませんね。

子ども子育て支援新制度のもとで利用できる施設・事業が増える中、保育施設見学・情報収集を早めからし、「我が家のこだわりポイントを整理して保活の戦略を練っていきましょう。従来より制度が複雑になった感があり、字面だけで読んでもわかりにくいかもしれません。ある程度の予習をしたうえで、自治体の保育課に行き、「我が家の場合は保育の必要性を認定してもらえそうか」「認定結果によってどのような選択肢があるか」などの説明を受け、申し込みの流れを確認することをおすすめします。

ライター 千葉美奈子
フリーランスのライターとして活動、ベビーマッサージ、親子リズム遊びなどのイベントを開催しながら、中2、小6、小5、小2、3歳の四男一女の子育てに奮闘中。
転勤族で東北、関東、北海道の5つの土地で子育てをしてきました。現在は東京都在住です。

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