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2016年07月07日

働きやすさは自分で勝ち取る! 「ママが本当に働きやすい」ってなんだ?(イベントレポート)

提供元: laxic

働きやすさは自分で勝ち取る! 「ママが本当に働きやすい」ってなんだ?(イベントレポート)


2016年7月2日、ママ活躍推進プロジェクト(事務局:(株)ママハピ)による「ママが働きやすい企業」サイトリリース記念「ママが本当に働きやすいってなんだ?」が大手町日経セミナールームで開催されました。今ではママが働くのは当たり前になってきていますが、まだ多くの職場では「ママが働きやすい」なんて言えない環境が多いのが現状です。

「ママが働きやすい企業」は、ママ活躍推進プロジェクトが審査・協議して、ママが働きやすい体制を整え多様な人材を生かす努力している企業を選定し、サイトに掲載するというもの。しかしママ推進プロジェクトでは将来的には「ママがどうのこうのという話題がなくなり、活躍していることが当たり前になる社会」「このサービスがなくなる社会」を目指しているそうです。

「ママが働きやすい企業」サイトはこちら

上司をイクボスに、夫をイクメンに

第一部はファザーリング・ジャパン理事の川島高之氏によるセミナー。テーマは「男性上司をイクボスにしたい、夫をイクメンにしたい人の極意」。

三井物産系上場会社社長で、講演は年間140本を超えるという川島さんは「イクボスとは福利厚生やCSRではない、経営戦略である」など、男性向けのセミナーを多く手がけています。

「イクボス十か条」、子育て経験を活かしてワーママが職場で活躍できる理由、夫と上司への言葉がけや接し方など、川島さんのリアルな経験談?に会場は笑いでいっぱいになりました。川島さんの「男はやらなくていいことはやらない生き物だ」という言葉に、流しに食器がたまっているのに居間でゴロゴロしている夫の姿を思い出し、「夫をイクメンにさせないのは妻自身かもしれない」という言葉には、「自分でやった方が早い!」と育児家事をこなしてしまった自分を反省しました。

女性はまじめすぎる、夫にも上司にも女性はWILL(意思・希望)を伝えようというポイントや「子育ては世界で一番価値ある仕事だ」という言葉に参加者たちは大きくうなずいていました。

それぞれの立場で考える働きやすさ

第2部は川島氏をファシリテーターに、4名のゲストによるパネルディスカッションが行われました。

1時間ほどのパネルディスカッションのなかで印象に残った言葉をご紹介します。

・柏崎美樹氏 第一生命保険(株)人事部 ダイバーシティ&インクルージョン推進室室長(「ママが働きやすい企業」掲載企業)

「女性のなかには出世したくないという方も多くいるが、管理職のほうが裁量で物事を進められるため、自分の時間を自由に使いやすい。育児と仕事の両立は管理職のほうが有利ではないか」

「働きやすい環境、制度をきちんと活用できる空気を作っていきたい。さらに働き甲斐も必要。働き甲斐がないと『何のためにこんな大変な思いをして働いているんだろう』と思ってしまう。そうではなく『こんな世の中にとっていい仕事をして、自分も成長している』と思えたら、やりがいにもつながるし、子どもにも誇れる。働きやすさと働き甲斐の両方を会社として追求していきたい。少し休むのは大事、夫に弱っている状態を見せると、夫の愛情も感じられるし、心から感謝できる」

 

・白砂晃氏 (株)フォトクリエイト代表取締役会長(「ママが働きやすい企業」掲載企業)

「人間って外界の出来事を脳で感じて仕事をしている。ママに限らず、周りのせいにしないなど、自分自身の頭の中をまず変革するのが重要ではないか。大変な状況でも楽しみながらできるやり方はないか、工夫することがイノベーション、クリエイティブにつながっていく」

・高橋 奈緒子氏 船橋ワーキングマザーの会代表(研究機関勤務、2児の母)

「働く場所や時間が自由になるといい。どんな働きかたが働きやすいのか、一人ひとり違うので『ママが』と限定するのではなく、柔軟に変えていける余地がほしい。さらに、ママ自身が自分自身の働きやすさや、自分の足かせになっている部分を知っておかないと、ただ文句を言うだけの人になってしまう。どう制度を変えてほしいのか、責任のある組織人として、会社にリクエストを出せる力をつけなければならない。それは会社だけでなく、家庭の中でも同じ。私も夫や姑に『自分はこうしたい』と言えないことがある。自分自身の心のストッパーを外すよう努力したい」

 

森本 千賀子氏 リクルートエグゼクティブエージェント(女性のキャリア支援)

「病気やリストラ、離婚などのリスクを考えると、大黒柱が夫だけでは不安。女性も覚悟を持って働き続ける社会になる。どうせ働くなら、自分らしく輝ける仕事がいい。そのためにはどんな環境が必要なのかを自ら発信していくことが必要。上司には意外とやりたいことが伝わっていない。働き甲斐を持つための環境は自分で作るしかない。自分がフロンティア、ロールモデルになるという覚悟を持つことが大事。自分の子育てはシッターさん頼りだが、唯一『大人って楽しそう! 仕事って夢中になれるものなんだ』という背中を子どもに見せてあげたい」

働きやすい社会は、自分で勝ち取る

筆者はフリーランスのライターなので「自分で動いて子育てと仕事を両立する環境を作るのは当たり前だ」と思っていました。しかし、どこかで「それはフリーランスだからできる」と特権的に感じてもいました。

でも、立場はもう関係なくなってきているのですね。会社など組織に所属していても、自分から能動的なアクションを起こして、両立しやすくなる環境を自分たちの手で作り出すことは可能です。そんな発想・意識で組織に働きかけていく人が増えれば、ママが働きやすい会社はどんどん増加し、やがてこのサービスのゴールである「このサービスがなくなる社会」が、すぐにやってくるのだろうと思いました。

ライター 曽田 照子 
書籍、広告、WEB、フリーペーパー、情報誌など、多彩な媒体に執筆。
著書
「ママが必ず知っておきたい!子どもに言ってはいけない55の言葉」メイツ出版
「『お母さんの愛情不足が原因』と言われたとき読む本」中経の文庫
「お母さんガミガミ言わないで!子どもが勉強のやる気を失う言葉66」学研パブリッシング等

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