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2016年09月05日

早期発見・早期治療で克服できる!子どもの「弱視」

提供元: laxic

早期発見・早期治療で克服できる!子どもの「弱視」

「弱視」って知っていますか?

「弱視」って聞いたことがありますか? それほど珍しい病気ではないようですが、あまりなじみのない方も多いでしょう。じつは私の娘も3歳児検診で「斜視からくる弱視」と言われ、数年間治療をしていた経験があります。弱視についての知識をまとめておきます。

弱視ってどんな状態をいうの?

弱視とは、メガネなどで矯正しても、視力が出ない状態のことをいいます。裸眼(矯正しない状態)の視力が0.1なくても、メガネやコンタクトレンズで矯正すると1.0以上ある場合は、弱視ではありません。私たちはものを見るとき、目で見ていると思い込んでいますが、目は情報の入り口でしかないそうです。目から入った情報は網膜で像を結び、電気信号に変換されて脳の視覚野に伝えられます。その情報を脳が処理することで「見ている」「見えている」のです。目そのものの機能に問題はなくても、この脳の視機能の発達が妨げられていると、視力が育ちません。そのため見る力が弱い状態=弱視になってしまいます。

弱視の原因と種類

片目だけ弱視になる子も、両目とも弱視の子もいます。要するに片目、あるいは両目の見る訓練が不足してしまっている、ということです。

以下のような原因があるそうです。

・先天性の白内障や眼瞼下垂、眼帯などをすることで見る訓練が不足している

・斜視などがあるため、斜視の方の目では見ないクセが付いてしまっている

・遠視、乱視など屈折異常があるため網膜にはっきり像を結ぶことができない

・左右の目の屈折率に違いがあり、見やすい方の目で見るクセが付いてしまっている

目の病気がある場合はまずはその治療が第一ですが、そうでない場合は、できるだけ早く見る訓練をすることが大切です。

早期発見の方法はあるの?

弱視、あるいはその原因になる遠視や斜視などは3歳児検診の際の視力検査で見つかることが多いようです。視力の異常は痛みや痒みなどのビビッドな症状がないため、気がつきにくいものです。片目だけに異常がある場合は、よい方の目で一応は見えているためわかりずらいですし、両目とも視力が弱い場合は、自分があまり見えていないことに気がつかないのです。

・首をかしげてものを見る

・テレビにずんずん近づき目の前で見ている

・集中力や落ち着きがない

・どちらか片目を隠すのをとても嫌がる

・転びやすい

うちの子の場合は、母親である私は全く異常に気づかなかったのですが、3歳児検診より少し前に保育園の先生が「もしかしたら視力が…」と指摘してくれました。特にはじめての子どもの場合「子どもってこんなものかな」と親も思ってしまいがちです。プロの意見に耳を傾けることも大事かもしれません。

どんな治療をするの?

弱視の治療のカギを握るのは、早期発見・治療です。視機能は6~8歳くらいで完成するため、それ以降に治療しても効果は期待できないのだそう。もし弱視が見つかっても、早期発見、早期治療でよくなります。

「弱視になってしまってアンラッキー」ではなく「早期発見できたおかげで治療できてラッキー」と考え方を変えることをおすすめします。

治療は、弱視の目をできるだけ使い、見る訓練をするのが基本です。専用のメガネをかけたり、片目だけが弱視の場合は、よいほうの眼を眼帯やアイパッチなどで決められた時間だけ遮蔽して、弱視の方の目だけを使わせる、といった方法をとることが多いようです。

うちの娘の場合は、毎日一定時間アイパッチをするよう指導されました。たとえ数時間でも見えにくい方の目で過ごすのを本人は嫌がり、親としてもかわいそうに思えましたが、治療しない方がもっとかわいそうです。アイパッチにお気に入りのキャラクターのシールを貼ったり、カレンダーに花丸をつけたりして乗り切りました。

簡単そうに見えますが、子どもの目は数日ふさがれただけで視力を失うこともあるほどデリケート。どれだけの時間をふさぐか、メガネはどうするかなど、眼科や小児眼科で定期的に経過を観察し、指導を受けなければ逆効果になってしまう恐れもあります。

ライター 曽田 照子
書籍、広告、WEB、フリーペーパー、情報誌など、多彩な媒体に執筆。
著書
「ママが必ず知っておきたい!子どもに言ってはいけない55の言葉」メイツ出版
「『お母さんの愛情不足が原因』と言われたとき読む本」中経の文庫
「お母さんガミガミ言わないで!子どもが勉強のやる気を失う言葉66」学研パブリッシング等。

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