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2016年04月28日

小1の壁問題。私たちは保育園という恵まれた環境に慣れすぎていた。

提供元: laxic

小1の壁問題。私たちは保育園という恵まれた環境に慣れすぎていた。

小1の壁は「時間」だけの問題ではない


我が家も長男が小学生になり、いよいよ子育ての別ステージ「見守り期」に突入したようです。そして、入学から1ヶ月が過ぎようとしている今、子どもの様子も生活スタイルも、家族のスタイルも、なんだかいろいろと変わったぞーという感覚があります。「小1の壁」と良く言いますが、ぶっちゃけ私、小1の壁をなめていました。(あんまり「壁」とか言いたくないんだけどね。なんだか高くて、激突するイメージがあるので(笑)。 言い換えると、小1のハードルくらいかも!)

なめていた理由はいろいろあるのですが、働きながら子育てをすることを5年程やってきて、ずっと考えてきたのは「子どもが小学校に上がった後でも、働ける環境を作ること」でした。そのスタイルは人によっていろいろだと思うのですが、我が家は親・親戚は近くに住んでおらず、夫は海外出張が多くあります。だからこそ、私の負担はやっぱり多い。子どもが小学校に入ることを見据えた上で、私自身が会社員を辞め、フリーランスになり、小学校入学後も無理なく働ける環境を事前に作ってきたつもりなのです。

現在、私の住んでいる世田谷区は、保育園の待機児童はワースト1ではありますが、学童保育である「新BOP」という施設は学内に設置されており、勤務時間などの基準さえクリアしていれば全員入れる状況です。学童保育の閉所時間である6時15分さえクリアできれば、民間学童にお世話にならなくてもいいし、乗り切れるでしょ…と思っていたのです…。

でも、「小1の壁」とは時間だけのことじゃなかった…。自分で言うのもなんですが、(お友達の皆さん、違ってたら声を大にして言って下さい!)私、環境変化に割と強いタイプなんですね。でも、今回の小学校入学は、未知との遭遇の連続で、なんだかタフな時期だったぞーと思わせる出来事でした。

ママだけのワンオペで「小1の壁」を乗り越えるのはもうやめよう

入学説明会から入学後半月ほどの間に、たんまり集まったプリント類たち

その地域、小学校によって登校時間は違うと思いますが、息子は通学班で学校に通っていて、集合場所に集まるのが8時05分。朝って、30分変わっただけでも、生活がかなり変化しますよね。家族全員朝方にシフトしたので、いいことと言えばいいことですが、もう朝はバタバタです。慣れるまでにちょっと時間がかかりました。いえ、今も慣れきっていません…。(と言っても、うちの子早起きなので、慣れるのに時間がかかっているのは親だけかも)

さらに親が、子どもの自主性を促しながら、一緒にやるべきことが増えます。
この「自主性を促しながら!」ってところがポイント!親が用意するだけなら、楽チンですが、あくまで「子どもに理解させながら、一緒に見守る」スタンスです。

日々の持ち物チェック、宿題、提出物の管理。
毎日毎日届くプリントを読み込むこと。(小学校のプリントには、誰が読んでも理解できない「プリントトラップ」なるものが潜んでいるのです!いつでも誰でも落とされそうになる(笑)。)

そして、小学校から帰ってくる子どもがものすごーく疲れている…。
うちの子が早生まれなことも影響しているかもしれませんが、家の玄関で「もう歩けないよ〜」と言い、帰ってきて5分で寝ることも。
よく考えたら、慣れない小学校生活の上、慣れない学童に行って帰ってくるのです。校庭は保育園時代とは比較できないほど広くなり、その広い校庭を走り回って遊んでいます。そして、保育園時代は3月の末近くまでお昼寝していたんですよね。そりゃ疲れるはずです。ようやく慣れてきた気はしますが、最初はグダグダ。上の子のグズグズに引っ張られて、下の子もなぜかグズグズ(保育園は変わってないけど、環境は少しずつ変わっているのでその影響もあるかもしれません)。夕方の我が家は割とカオスでした。

うちの子だけかな?と思っていたのですが、先輩ワーママから「ゴールデンウィーク明けくらいまで、ご飯を食べられず寝てしまう感じだったよ」との言葉が。子ども達が生活スタイルに慣れるまでは、親もリズムを整えてあげることが必要なようです。

とここまで書いて、私が言いたいのは「フリーランスでも乗り越えるのが大変だったよ」ということではないんです!「小1」のはじめはサポートが必要だという事実を、家族はもちろんのこと、会社・社会ももっと知ってもいいのではないかと!

3歳までは時短勤務ができる…、小学校入学までは時短勤務ができる…。
どちらもとてもありがたい制度です。でも、裏返すと、「小学校以降は時短勤務ができない」ことに繋がります。この制度の元「実際、小学校になったらどうしよう?」と悶々としているママは多くいます。(もしかしたらこの事実を会社の人たち、そして政治家の人たちは知らないかもしれない!)

小学校は学年が上がるたびに、働くママの比率はどんどんアップすると聞きます。働く形態は様々だと思いますが、お世話的には少しずつラクになっていくはず。小1の壁を理由に、仕事を辞める女性たちが多くいるとしたら、それは社会の損失なのではないかと。

この最初の時期をママだけのワンオペで乗り切ることはかなり大変だし、パパや他の人のサポートはかなり必要です。初期の時期、パパ&ママ共に、早めに帰宅し在宅勤務をするということが認められていたら、かなり、かなり違うと思うのです。

PTAについての話もしかり。ママだけの組織である限り、働いている人がやりにくい環境はあまり変われないような気がします。

先日、うちのPTAでは学校への来校時に付ける「PTA証」が配られました。2枚配られ「どちらにもママの名前書いて下さいね〜」と言われたんですね。なぜ2枚ともママの名前?と疑問に思いました。もちろん私自身は、自分の名前を記入したのは1枚だけです。だって、1つはパパの名前でもいいはずですよね?

そして初めて参加した小学校の保護者会。もちろん平日に開かれるわけですが、パパの参加はほとんどありませんでした。保育園の保護者会でももう少し参加者はいたのに!これはまだまだ変革の余地がありそうです。

私たちは保育園という恵まれた環境に慣れすぎていた

今思うと、私たちは保育園という何でもやってくれる環境に慣れすぎていたのかなと思うことがあります。例えば、保育園で遠足に行くとき、普段は作らないお弁当を作りますよね。そうすると翌日、保育園の先生がこう言ってくれるんです。「昨日はお弁当づくりへのご協力ありがとうございました」と。

最初こそ、「いえいえ、私の子どもなので。こちらこそ遠足に連れて行ってくれてありがとうございました」と思っていたものの、そう言った保育園の温かさにいつしか慣れきってしまっていたところは多くあると思います。

私自身はあまり教育ママではありません。特に保育園期なんて、「字なんてそのうち書けるでしょ、それよりも今は遊ぶ時期、こんなに遊べる時期なんてもうないんだから」と勉強を教えることをほとんどしてきませんでした。私がそんな風なので、夫が子どもと一緒に通信教育教材をやったりはしていましたが。トイレトレーニングも縄跳びも、多くを保育園の先生にしてもらいました。

それで良かったのかは謎ですが、そんな保育園の環境に慣れきっていたからこそ、「小1の壁」を厚く・高く感じてしまうことはあるんじゃないかという気がしています。

最近、夫婦の中で「うちの子は早生まれだから、勉強に苦手意識を持たないようにはさせてあげるべきだね」と、少しずつ「一緒に学ぶ」ことをはじめてみたのですが、「子どもが自主的に『やりたい』と思うモチベーションの持たせ方に試行錯誤しつつ、「やれる!」と思った時の子どものうれしそうな顔を見て、関わりの大切さについて改めて考えることがあります。そして、小学校に通ってまだ1ヶ月ですが、我が子の成長をものすごく感じるのです。もしかしたら、がむしゃらに生活してきたその中で、大切な「関わり」をないがしろにしてしまった部分もあるのかもしれないなと。

「子どもが自走するまで向き合うこと」が必要とされる小学校生活にとまどいつつも(というか、当たり前のことですけどね)、成長の喜びも合わせて感じています。そして、親の手が必要なのって、実はあと数年なのではないかと!今向き合わなくて、いつ向き合うの?「今でしょ!」の世界ですね…。(古いけど…)

まだ小学校生活は1ヶ月しか経っていないので、私の考えも刻々と変わっていくと思います。子どもがもたらしてくれたこの社会、子どもの状況に合わせて変化を見つめながら楽しめればと思っています。

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