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2016年07月07日

【専門家が語る!子どもの英語教育、いつ・何をすればいい?(3)】子どもの英語教育っていつから始めるの?答えは「この会話ができたら」

子ども向けのオンライン英会話を運営していると「子どもの英語教育はいつから始めるべき?」とよく質問をいただきます。情報を調べてみても、「発音を良くするなら9歳まで!」「0歳から始めてバイリンガルになった」など、どれもバラバラです。
科学の観点からデータや研究結果を用いてしっかりと解説させていただきます!

<研究結果1>脳は生まれてから10歳までにほぼできあがる

上記は、アメリカの人類学者が提唱した人体各器官の発育過程の4型の図です。
水色の「脳・神経」の曲線を見ていただくと、生まれてから3歳頃までに60%成長し、10歳でほぼ100%になっていることが分かります。

また、脳研究者も「一般的に人は10歳で言語感受性期が終わるので、脳が柔らかい10歳くらいまで第二外国語の勉強を継続しておけば、その後あまり使わなかったとしてもさほど衰えません。」と述べている事例があります。
つまり、「生まれてから10歳までが重要」というのは科学的に考えて明白なようです。

<研究結果2>母国語を土台にすると外国語は習得しやすい

言語学者による著書「外国語学習の科学」によると、「第二言語の習得は母語を基盤とする」と述べられています。
母国語の知識がある状態だと“言語転移”という影響が生まれ、既に習得されたスキルが他のスキル習得の際に生かされるます。

1950〜1960年代は、母国語からの干渉によって悪影響があったとされてきましたが、1970年代以降の第二言語習得研究では、母国語の干渉はそれほど大きくなかった、ということも明らかになっているんです。

では、いつまでに母国語の土台が形成されるのでしょうか?

<研究結果3>母国語の土台は5歳までに身につく

ベネッセ教育総合研究所の研究によると、「母語の発達過程を見ると、5歳にもなれば母語を土台とした母文化が身に付く」と述べています。早ければ3歳ぐらいから日本語を話し始める子どもも多いですよね。

一方で、母国語の土台が形成される前に第二言語の習得と急いでしまうと、両方とも中途半端な状態になってしまう可能性がある、という一説もあります。

ここまでの研究結果を踏まえ、英語学習を始める時期をまとめると、「10歳までの時期に、日本語と外国語を異なる言語として認識したとき」というのがよいということがわかります。

「日本語と外国語を異なる言語として認識したとき」を親子の会話でチェックするために、こんな言葉をかけてみてください。

「これが英語で何ていうか知ってる?」

このセリフに対して、子どもが「知らなーい!」「教えてー!」という反応をすれば、日本語と英語の違いを理解しているということになります。

また、「1から10まで英語で言える?」や「りんごは英語で?」と聞いて「one,two,three,…」や「Apple」と答えられている状態なども同様です。

おそらく、3〜5歳のぐらいですが、もちろん子どもによって発育の違いはあるので、「〇歳ではじめるべき!」というのは全員には当てはまりません。
なので、この会話を使っていつからが始めどきなのかをチェックしてみてくださいね。

(文・道村 弥生)

次回テーマは「そのバイリンガル教育は合ってる?」7/21更新予定です!

専門家:道村 弥生

株式会社ハグカム 代表取締役。子どもの「できた!」を育む。を理念に教育事業を展開。子ども向けのオンライン英会話「GLOBAL CROWN」を運営しており、3~10歳を対象に、1日20分バイリンガル講師とおうちでマンツーマン英会話を受けられる。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。

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