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2016年07月21日

【専門家が語る!子どもの英語教育、いつ・何をすればいい?(4)】その「バイリンガル教育」は合ってる?大切なのはゴールを決めること

そもそも「バイリンガル」の定義とは?

バイリンガルとは、「2ヶ国語が自由自在に使える人」を表します。3ヶ国語を話せる人は、トリリンガルとも言いますよね。
日本に生まれ育っている環境であれば、当然日本語は話せるようになりますよね。なので、もう1つの外国語を話すことができればバイリンガルになります。

ですが、「2ヶ国語が話せる」という定義はとても曖昧です。
日本人は謙虚な性格からか、「英語圏のネイティブと同じように使いこなせないとバイリンガルとは言えない」と思っている人が多いようです。発音に対するコンプレックスも多く残っています。
一方で、アジア圏などの方は、「第2言語でコミュニケーションや日常会話ができればバイリンガル」と思っている方が多く、人や国によってバイリンガルの定義は異なるようです。

バイリンガルの悲劇を知っておきましょう。

幼いうちに海外で暮らそう!高いけどインターナショナルスクールに入れよう!
など、たくさんの選択肢があると思いますが、一方で過度なバイリンガル教育をすることによるデメリットも多く存在します。

ケース1

バイリンガルを目指して家族でアメリカへ移住し、当時5歳の息子は中学生まで海外生活。
そのころには、日本語はほとんど忘れてしまい、日本へ帰国後は高校での日本語の読み書きに苦労した。

ケース2

父親の仕事の都合で海外で生まれ育ち、小学校3年生で日本へ帰国。日本語の漢字やひらがなに慣れず、一方でせっかく身につけた英語を忘れないように親がサポートをしている。

ケース3

中学校から高校まで海外で過ごした女の子。帰国後は、日本の大学に進学したものの、アルバイトや就活時に日本語独特の敬語に馴染めず、大学卒業後に海外へ移住。

これらは一例ですが、英語を話せるだけではなく、それぞれの国の文化を知っていることが大切です。

どのレベルのバイリンガルを目指すのか?

子どもの英語教育において大切なことは、「どのレベルを目指すか」ということです。
多くの方はこのポイントを意識せずに焦っているように感じます。

子どもの英語教育はただ英語を話すバイリンガルを目指すのではなく、英語をコミュニケーションツールのひとつとして使いこなすことができればいいのではないでしょうか。

子ども向けの英会話事業を行っていると、「将来仕事や学校の授業で困らないように」と考えているパパママが多いように感じます。
この場合に大切なことは、
1.英語に対する苦手意識を持たせないこと
2.英語を話す習慣や機会を増やすこと

です。

■ネイティブと同じレベルで話せるようにしたい
長期間の海外経験や、インターナショナルスクールなどで長時間英語に触れる時間を作るべきです。
しかし、無理に英語を強要すると英語が嫌いになる可能性もあるので要注意です。

■英語で日常会話ができるようにしたい
短い時間でもいいので会話を中心とした実践の場を頻度高く作ってあげてください。この場合、発音は後回しても大丈夫です。英語を聞いたり話したりすることに慣れることが重要です。

■受験対策や試験対策をしたい
旧来の方法ですが、文法や単語学習を中心とした英語塾が効果的です。ただし、最近の試験はリスニング力なども必要になっているかもしれないので、試験に合わせた対策は必要です。

このように、やみくもに英語教育を始めず、どんな風に子どもになってもらいたいかを考えた上で、英語学習の方法を検討してみてください。

(文・道村 弥生)


次回テーマは「子ども向け英語教育の種類と効果まとめ」8月4日更新予定です!

専門家:道村 弥生

株式会社ハグカム 代表取締役。子どもの「できた!」を育む。を理念に教育事業を展開。子ども向けのオンライン英会話「GLOBAL CROWN」を運営しており、3~10歳を対象に、1日20分バイリンガル講師とおうちでマンツーマン英会話を受けられる。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。

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