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2016年07月04日

七夕の短冊、願いがかなう「お作法」があった!?

笹の葉さらさら…七夕の季節ですね。豪華な吹き流しもいいですが、笹飾りを見ると夏の風情を感じます。笹飾りと言えばお願いごと。七夕のお願い、どんなことを書くと叶いやすいか、知りたくありませんか?

七夕とは?どうして笹に短冊を飾るの?

まず七夕のルーツについて確認しましょう。
七夕は棚機とも書きますが、これは織物をする機(はた)織り機のことを言うのだそうです。
昔々中国で機織り名人の織姫と牛飼いの彦星(牽牛)が出会い、仕事そっちのけで恋に夢中になりすぎたため「サボらずちゃんとやれ」と天の川の対岸に引き離され、年に一度だけで会えるという伝説がもとになっています。
この伝説が日本に渡ってきたのが奈良時代のこと。貴族たちは織姫の機織りの腕にあやかって、もっと裁縫が上手になりますようにという願掛けをしたのだそうです。 それが江戸時代になると庶民にも広がり、手習い(習字)がうまくなるようにという願い事に変わったのだそう。宮中では果物などを供えていたそうですが、江戸時代に笹の葉に短冊をつけて飾るという風習になったそうです。

私の祖母(明治生まれ)は、子どもの頃には、七夕の朝に里芋の葉にたまった朝露をあつめて、それで墨をすって手習いをしたと言っていました。そうすると字がうまくなるという言い伝えがあったのだそうです。田舎なので明治以降も江戸時代の風習が残っていたのかもしれません。

願いが叶う書き方とは?

七夕の短冊はもともとは「字がうまくなる」といった願掛けでした。明治時代から徐々にいろいろなお願いごとに広がってきたと言われています。
願掛けなので「サンタさんがプレゼントを持ってくる」式の「誰かが願いを叶えてくれる」というものではなく「自分ががんばって叶える」という宣言のようなもの。だから自分ががんばれる限りいくつお願い事をしてもいいし、叶えるのも自分自身です。

ちなみに、脳は「〜になりますように」と願いをイメージすると「願っている状態」を目指してしまうため、願いは叶いにくいのだとか。「〜になる」と宣言の形で言い切ると、脳が「なった状態」を目指すため、願いが叶いやすくなるそうです。試してみてくださいね。

子どものフリーダムすぎる短冊を楽しもう

七夕の季節の楽しみといえば、子どもの書いた短冊をこっそり読むこと。
私がこの楽しみを知ったのは、埼玉のある科学館に取材に行ったとき、飾ってあった短冊にあった一文でした。

「おさらがじょうずにまわせますように」
母親らしいきれいな字でした。この子はテレビで皿回しの曲芸でも見たのでしょうか。清書した母の心を想像すると、不憫なような楽しいような…きっと子どものこんな願いをほほえましく思える、優しいお母さんなのでしょうね。

「おかねもちになりたい」「●●ちゃんと仲良くできますように」「飛行機に乗りたい」など普通の願いも見ているとほのぼのします。 我が子の短冊には「まじょになりたい」「あいすがすきです」「かばになって月に行く」などとありました。

七夕の短冊には厳密なルールはありません。「そんなお願い書いちゃダメ」なんてカタイことは言わずに、子どものシュールな発想を楽しみましょう。

(文・曽田 照子)

著者:曽田 照子

ライター生活25年、3人の娘の母、子育てNGワードの専門家。子連れお出かけガイドの編集を機に育児書執筆の道へ。著書『子どもが自信を失う66の言葉』学研パブリッシング、『子どもに言ってはいけない55の言葉』メイツ出版など多数。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。

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