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2016年07月11日

「牛乳をわざとこぼす」「ご飯を投げる」そんなときにはこう対応を

コップをひっくり返してジャー、ご飯を手づかみでポイッ、子どもがわざと親を困らせること、ありますよね? そんなときガツンと叱る? それとも優しく言い聞かせる? 対応について考えてみました。

どうして子どもは親を困らせるようなことをするの?

まず、なぜ子どもはわざわざそんなことをするか考えてみましょう。機嫌が悪くて当たり散らしているとか、もう食べたくないとかいう以外にも、子どもなりの理由がありそうです。


理由1・知的好奇心
子どもにとってはすべてが遊びで、世の中を知るための実験です。 牛乳をビチャーッとぶちまけるのは液体の動きを学習しているのかもしれません、ご飯やおかずを放り投げるのは、どこまで飛ぶか物理学の実験のつもりなのかもしれません。

理由2・動作の練習
コップにつぐたび牛乳をこぼす子は、現在「傾けてこぼす」という動作の練習中かもしれません。
思い通りの位置に、思い通りの量をこぼすのは案外難しいものです。
こぼす動作ができた、うまく投げられたと得意な気持ちなのかもしれませんね。

理由3・親の反応が楽しい
親があわてて掃除をしたり、だめでしょと優しく叱ったり、いつもと違う反応を見せてくれるのが楽しくて何度もやってしまうということもあるようです。悪気はなくニコニコしながらやらかしています。

理由4・親の気が引きたい
食事中に親が側にいないとか、よそ見をしているなどの場合に「こっちを見て!」とジャーッとわざとこぼしたりすることもあります。
どこまでが許されるか、どこまでやったら怒られるのかをはかっていることもあります。

その行動「親を困らせるため」ではないんです

ここで改めて気づいてほしいのが、どんな理由でやっているにせよ、子どもは親を困らせたり意地悪をしようとしているのではない、ということです。
私たち親は、片付けの手間や、お行儀や、自分の言うことを聞いて欲しいという思いから「困ったいたずら」と決めつけてしまいがちですが、子どもの側から考えると、別に何ひとつ困ることはない、あたりまえの行動だということがわかります。

食べ物を放り投げたりこぼしたりは、子どもの成長につれてだんだん減っていきます。
あまり深く考えず、さっさと片付けるのが一番ストレスがないのかもしれません。

そんなときの対策あれこれ

困らせるためではないとわかっても、片付けなければいけないし、食べ物ももったいないものです。
こんな対策はいかがでしょうか。

・飲み物はこぼしにくいストローマグで与える
 さらにシミになったりベタついたり後片付けが大変な牛乳やジュースではなく、こぼされても被害の比較的小さい水やお茶で水分補給をする。

・食事をする場所に汚してもかまわないようシートを敷く。

・こぼしたもの、落としたものを無言&真顔で掃除する。
 親の反応が楽しくてやっている場合、無反応でいればそのうち効果がないことがわかってやめられます。

・食べ物の出てくる絵本を読んだり歌を歌ったりする。
 食べ物が身近に感じられれば粗末に扱う行動は減るかもしれません。

・上手に食べられたときにはほめる。
 悪いことをしたときに叱るだけでなく、好ましい行動をしたときにほめることで、どうしたらいいのかを子どもが学びます。

・遊びだしたら食事を下げる。
 知的好奇心も、動作の練習も、食べ物を使わなくてもふだんの生活の中でできることです。
 食べ物で遊びだしたら、子どもの目と手の届かないところに片付けてしまってもいいでしょう。

(文・曽田 照子)

著者:曽田 照子

ライター生活25年、3人の娘の母、子育てNGワードの専門家。子連れお出かけガイドの編集を機に育児書執筆の道へ。著書『子どもが自信を失う66の言葉』学研パブリッシング、『子どもに言ってはいけない55の言葉』メイツ出版など多数。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。

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