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2016年09月30日

「お子様扱い」をやめたら、うちの子ちょっと大人になりました

大人から子どもに話すとき、たまには子ども扱いをせず、あえて大人と同じように接してみましょう。大人が子どもを尊重するという姿勢が伝わることで、子どもも自覚して、ちょっと背伸びをしてくれますよ。

子どもに敬語で話してみる

長女のイヤイヤが絶頂のころ、保育園の玄関で靴を履こうとしてうまく出来ず、かんしゃくが爆発しそうになったことがありました。
「もうしょうがないなー」と手を出そうとしたところ、保育士さんが私を止めました。そして「◎◎さん、お手伝いしてもいいですか?」と大人にするように声をかけたのです。
「なぜそんなに下手(したて)に出る?!」
と驚いていると、先生はニッコリ笑って「靴を履くのは長女さんの仕事。私の仕事ではないから、お手伝いしていいですか、って丁寧に聞くんですよ」と言いました。
手伝ってあげているのになんで?なんで?と「?」が頭に飛び交いました。
長女は先生に黙って手伝ってもらっています。私が手を出すといつもヒステリーを起こすのに「え?じゃあ敬語を使えばいいの?なにそれ?」と思ったのを覚えています。

あとになって、何となくわかりました。自分の仕事を横から取り上げられたら、誰だって自尊心が傷つきます。先生は大人にするように敬語で話しかけることで、長女の(靴を履くという一大プロジェクトの)プロジェクトリーダーとしてのプライドを守りつつ、見事にサポートしたのです。手伝ってあげるではなく、手伝わせていただく、という態度で。

それからときどき、私も子どもに敬語で話しかけるようになりました。なぜか敬語の方が聞き分けてくれるんですよね。

子どもに選ばせる

「4歳になったらスイミングを習わせよう」とか「お姉ちゃんは赤で、弟くんは青ね」なんて決めつけていませんか。
親が決めたほうが楽ですが、本人の意見を取り入れずに決めていると、子どもは「自分で考えて選ぶ」という経験を積むことができません。結果「自分の意見は聞いてもらえないものだ」と思い込んで、大人になっても優柔不断、自分で決められない指示待ち人間になってしまいます。
まずは「どっちにする?」という問いかけをしてみましょう。うちでは「どっちのパジャマを着る?」とか「どっちのコップで飲む?」とか、本当にどっちでもいいことを自分で決めさせました。どっちでもいいから親が決めるのか、どっちでもいいから自分で決めるのか、その差が誰が自分の人生の舵をとるのかという意識につながってきます。
「自分の下着とパジャマは自分で選んでください」というとお風呂上がりがかなりスムーズになりました。
「これを着て〜!」と追いかけ回しているなら、ぜひお試しを。

子どもに任せる

小さいことから少しずつ、子どもに任せてみましょう。自立のために、自分のことは自分でするという習慣は早くつけたいものです。
「子どもだからできない」「子どもに任せるなんて」と思いがちですが、探してみるとけっこうあります。
プチトマトのへたを取るのを任せる、とか、空のコップを渡して自分で水を入れさせてみるとか、「貸して」は自分で言わせるとか、ほんの小さいことから任せてみましょう。任せられると自分はできるんだと思えます。この「自己効力感」が将来、子どもの自信につながります。

我が家では年中さんくらいから「自分のタンスの引き出しは自分で整理する」というルールにして洋服の管理を任せました。いつもキレイに整頓していたとは言えません(中高生になった今も決してキレイではない)が、自分のものは自分で管理するという意識は小さい頃から徹底できました。

(文・曽田 照子)

著者:曽田 照子

ライター生活25年、3人の娘の母、子育てNGワードの専門家。子連れお出かけガイドの編集を機に育児書執筆の道へ。著書『子どもが自信を失う66の言葉』学研パブリッシング、『子どもに言ってはいけない55の言葉』メイツ出版など多数。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。

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