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2017年05月15日

こんなにしんどいのに、なぜかワーママは増加傾向。その理由を考えてみた

ワーママ生活は毎日が忙しく、大変なことだらけ。でも働く母親は増えているのだそうです。こんなに大変なのに、どうして増えているのでしょうか?

従来からあった理由

生活の安定のため

生活のため仕事を辞めたくても辞められない人は少なくないでしょう。終身雇用制も当てにならず、夫に生活費のすべてを頼るのはリスク、という考え方も定着しつつあります。

自己実現のため

「子どもと離れて自分自身として社会に接したいから」「仕事が生き甲斐だから」という理由で仕事をしているママも少なくありません。

教育費が高いから

教育資金の溜めに働いているという人もいます。筆者の知り合いにも「私のパート代はすべて子どもの塾の費用」という方がいましたよ。

最近の変化

働き手の不足

労働人口が減少しています。スキルと能力がある女性を、出産したからと手放すより、制度を整えて働き続けていてほしい、そのために配慮する、という企業が増えてきています。

IT技術の進化

一昔前は「仕事は会社でするもの」というのが常識でしたが、今はネットのおかげでどこにいても仕事ができます。一部のフリーランスだけでなく、会社員の立場でも、リモートワークは珍しくありませんよね。

制度の後押し

産休、育休、時短勤務など、ワーキングマザーに対する支援制度が充実し、出産で退職する人が減っているのも一因でしょう。働き方改革など政府も多様な働き方を支援しています。

価値観の変化

私はこれが一番大きいと思っています。
過去には専業主婦や子どもを持たないDINKS(ダブルインカムノーキッズの頭文字で、共働きで子どもを持たない夫婦のこと)が「かっこいい」ともてはやされた時代もありました。
今は「夫の協力を得て仕事も子育ても頑張っているママがステキ」「子育ても仕事も妻と分かち合うパパが格好いい」という価値観が浸透してきました。
専業ママから「働いていないなんて自分が無能のようで恥ずかしい」という意見を聞いたこともあります。

ワーママが働き方を変える

さまざまな変化を受けてワーママは増えてきているのに、待機児童問題にしても、子育て支援にしても、ワーママのための支援は遅々として進みません。なぜなんでしょうか。
私は「通り過ぎる問題」だから、だと思っています。のど元過ぎれば…という言葉があるとおり、子育てが終わった世代は過去の苦労を忘れたり「よかった」と美化してしまう傾向があります。
忘れない人は「私が子育てで苦労したから、後輩ママも苦労すべき」あるいは「自分の母親世代はもっと苦労していたからガマンしろ」とむしろ足を引っ張ったり。
なんかおかしいですよね。そういう体質が続いてきたから、今もワーママは昔と同じかそれ以上の苦労を強いられているなんて。
そろそろ国全体で働き方を変えるべき時でしょう。
ワーママが増えている今がチャンスです。

「これはおかしい」「こうしてほしい」「こうなったらいいな」など、率先して発信していくのがいいのだろうと思います。

(文・曽田 照子)

著者:曽田 照子

ライター生活25年、3人の娘の母、子育てNGワードの専門家。子連れお出かけガイドの編集を機に育児書執筆の道へ。著書『子どもが自信を失う66の言葉』学研パブリッシング、『子どもに言ってはいけない55の言葉』メイツ出版など多数。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。

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