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2018年06月26日

子ども3人産んで両立は無理?と思っている人に伝えたいこと

「3人以上の子どもを産み育てていただきたい」という政治家の失言が話題になりました。3人なんてとても無理という声も聞こえます。子どもは1人でも、2人でも、3人でも4人でも、もっと多くてもいい。もちろん産まなくてもいい。女性が出産を自分で決められ、誰からも責められることがないのが自由な社会だと私は思います。

政治家の失言にイラッ…

少し前に、自民党の加藤寛治衆議院議員が「3人以上の子どもを産み育てていただきたい」などと発言し、その後、謝罪・撤回したという騒動がありました。
百万歩譲って、日本の人口を算数の問題として考えると、大人2人に子ども1人だと、人口はどんどん減ってしまいます。少子高齢化が1秒ごとに進む日本で「女性にできるだけ出産していただきたい」というのは、間違ってはいないんですよね。ただ、一人ひとりの自由意志や生活の質を考慮に入れていない点が、根本的におかしいだけで。 子育て世代の声と現状を黙殺する失言に対して「他人の人生に踏み込んでくるな」とカチンと来るのは当然です。何人産むのも産まないのも自由、他人が口出すことじゃないし、まして政治家が「ウメヨフヤセヨ」と上から号令をかけるなんて、とんでもないことですよ。

自分が子どもを産むかどうかは、自分で決めていい

しかし…議員の発言の中にむかついた原因が、もしも「2人目、3人目が欲しいのに、両立が難しいから無理なんだよチクショー」と悔しさだという人に、私はあえて「ちょっとまった」と伝えたいと思いました。

政治が悪いから産めない、社会が悪いから諦める、なのに政治家はこんなこと言ってきてむかつく…というのはわかります。ですが「●●だからできない」というのは、「誰かが●●を解決してくれないかなあ」という受け身の状態。自分自身の人生を自分でハンドリングできない状態です。 そういう状態だと、グチが増えます。人生が自分のモノではないので、生きることにストレスがたまります。
そうではなく…自分の人生は自分で決めましょう。産みたいのも自分なら、両立できないから産めないと判断しているのもまた自分です。
できない理由を数えるより、どうしたらできるか可能性を探してみてはどうでしょうか、ということです。
ほんとうに2人目、3人目が欲しいのならば、2人目、3人目をどうしたら育てられるか?と考えた方が建設的です。

2人目、3人目が欲しいなら、諦める前にできることを探してみよう

考えた結果「やっぱり2人目、3人目が欲しい」と思ったら、できることを探ってみましょう。
・もっと夫を始め周囲の協力を引き出せないか
・リモートワークを増やすなど働き方を変えることはできないか
・習いごとを減らして子育てにかかる費用を下げることはできないか
・小さくても声を上げて少しでも政治を変えていくことはできないか
ほかにも、できることはあるはずです。
自分はこうしたい、そのためには…と自分の希望を優先して切り開く人生は、大変なことは多くても、実り多く楽しいんじゃないかなと思うのです。

よく考えてみたら、2人目、3人目より「1人の子どもをていねいに育てたい」という気持ちが強い方も多いでしょう。
「産みたくない」という方もいるでしょう(個人的な意見ですが、男性だって出産しないんですから、女性の産まない選択はもっと尊重されるべきだと思ってます)。
どんな結論でも、正解です。自分自身の心と体の意見をじっくり聞いて、よく考えて、自分の意志で判断していいんですよ。

(文・曽田 照子)

著者:曽田 照子

ライター生活25年、3人の娘の母、子育てNGワードの専門家。子連れお出かけガイドの編集を機に育児書執筆の道へ。著書『子どもが自信を失う66の言葉』学研パブリッシング、『子どもに言ってはいけない55の言葉』メイツ出版など多数。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。

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