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2018年09月13日

18歳で成人、今と何がどう変わるの?

ハタチで成人、というのがあたりまえだと思っていましたが、民法が改正され2022年4月から18歳で成人になることが決定しました。成人年齢が引き下げられるって、何がどう変わるのか調べてみました。

成人年齢引き下げで変わること変わらないこと

2022年4月1日から成人年齢が20歳から18歳に引き下げられることが決まりました。
これまで成人が20歳とされていたのは、1876(明治9)年に、太政官布告で成人年齢を満20歳と定められて以来の伝統。なんと140年以上も続いていた伝統が変わるのですね。
それでは何がどう変わるかを見てみましょう。

たばこ・酒・ギャンブルは変わらず20歳から

成人年齢が18歳に引き下げられても、飲酒・喫煙・競輪競馬などの公営ギャンブルは20歳以上からというのは変わりません。
成人年齢とずれがあるのは、ちょっと違和感があるかもしれませんが、諸外国では割とあること。
たとえばアメリカは成人年齢は18歳ですが、ほとんどの州で飲酒は21歳からと決められています。

選挙は変わらず18歳から

2016年夏の参院選から18歳以上となった投票権。これは成人年齢が変わっても同じです。

結婚できる年齢は男女とも18歳に

結婚ができる年齢は、男性18歳、女性16歳でしたが、国連の女子差別撤廃委員会から差別的だと指摘されていました。
今回、男女を区別するのはおかしい、として男女とも18歳に統一されます。
改正前は20歳未満の結婚には父母の同意が必要でしたが、18歳で成人となれば父母の同意がなくても結婚できるようになります。

パスポートは10年有効のものが取得できるように

海外旅行が多い方には嬉しい変更かもしれません。18歳になれば10年有効パスポートの取得ができるようになります。
もともと子どものパスポートが5年だったのは、10年の間に顔が変わる可能性があるからという理由だったのですが、18歳になればそう変わらないだろう、ということでしょうね。

少年法の適用年齢は検討中

たとえ犯罪を犯したとしても、未成年者は刑罰よりも立ち直りのための教育を重視して、少年法が適用されます。
成人年齢引き下げにともなって、少年法の適用年齢が18歳未満に変更になったら、たとえば今はニュースなどで「犯人は18歳の少年A」と報道されていたものが「犯人は18歳の○○○○(フルネーム)」とされるでしょう。
18、19歳を20歳以上と同じに扱うのは、立ち直りをさまたげるのではないか、という意見もあり、この文章執筆中(2018年7月)には、まだ議論がされています。

本人だけでカードやローン契約ができる

未成年者がたとえ契約しても、親などの「親権者」が承諾しないと無効にできるのですが、成人年齢が18歳になることで、18歳になれば本人だけ、親の承諾なしにさまざまな契約が結べるようになります。つまり親の同意なしに携帯電話、クレジットカード、ローンなどの契約ができて、しかも親が取り消すことができないということ。

そのほか20歳以上から18歳以上に引き下げになるもの…

・司法書士や公認会計士などの資格
・性別変更を裁判所に申請
・日本への帰化を申請
・民事裁判を一人で起こせる

親として気になること

金銭教育はしっかり

18、19歳の金銭トラブルには注意が必要です。これまでは「未成年の契約だから」と親が無効にすることができたのですが、これからは親の許可なしでカードローンを組んで高額な商品を購入したり、大きな借金を抱えたりすることもあり得ます。
反抗期になる前、子どものうちから金銭教育をしっかりしておくことをおすすめします。

成人式はどうなる?

成人式を高校3年生の1月に行うとなると、大学受験との兼ね合いで大きな負担になることは間違いありません。
さらに高校生は制服があるから、晴れ着の用意はいらないのか…そうすると金銭的に負担は減るけれど、晴れ姿が見られないのは残念だし、斜陽化が叫ばれる呉服業界はどれだけのダメージを受けるのか、というところまで心配になってしまいます。
成人式については、まだどうするかは決まっていない自治体がほとんどですから、注意深くチェックしておく必要がありそうです。

まとめ

18歳なんてまだまだずっと先、と感じられるかもしれません。でも…お子さんが成人する頃には…と想像してみましょう。
産まれたばかりの赤ちゃんも、イヤイヤ期の子も、園児も小学生も、親の保護から独立する日は必ずやってくるのです。

(文・曽田 照子)

参考:法務省 民法の一部を改正する法律(成年年齢関係)について

著者:曽田 照子

ライター生活25年、3人の娘の母、子育てNGワードの専門家。子連れお出かけガイドの編集を機に育児書執筆の道へ。著書『子どもが自信を失う66の言葉』学研パブリッシング、『子どもに言ってはいけない55の言葉』メイツ出版など多数。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。

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