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2018年09月21日

親がいない時にも災害は訪れる。普段からできることをしておこう

このところ毎月のようにどこかで大きな災害が起きている日本。もし、万が一、自分の仕事中に災害が起きてしまったら…と思うと恐ろしくなってしまいますが、災害は決して他人事ではありません。事前にどんな準備ができるでしょうか。

子どもが普段過ごす施設との連携を取る

地震や津波、大雨や地崩れなど、人間の力では自然の猛威は防げません。でも、子育てと仕事で忙しい毎日、「万一もし何かあったら」と思いながら日々を過ごすのは、精神的にも負担です。
だからといって「災害が来たら考えればいい」「準備とかしなくてもなんとかなる」なんていう根拠のない楽観はNGですよね。普段からできることをしておきましょう。
まず一番に大切にしたいのは子どもの安全ですよね。
子どもが日中過ごす保育園、小学校、学童などでは、万が一災害が起こったらどう対処するのかしっかり確認しておきましょう。
多くの場合は先生のもとで親が迎えに来るまで待機(小学校だと集団下校もあり)だと思いますが、もしお迎えに行けない時はどうするのかなど、保護者会などの際に質問しておきましょう。
建物の耐震性、避難訓練、備蓄など、親が質問することで施設側の意識が高まり、子どもがより安全に過ごせるなら、心配性でうるさい親だと思われてもいいんじゃないかと私は思います。

地域の防災情報をチェック

災害に関する本やHPを見る時に、必ずチェックしていただきたいのが自分の住んでいる地域の防災情報です。
海の近くと山の中では起こりえる災害が違います。また住民が多い地域とそうでない地域では避難に対する考え方が違います。市町村独自の防災の知恵をHPや冊子などで確認しておきましょう。
「区市町村名」と「災害」を組み合わせて検索すると、地域の情報が検索できます。危険箇所や避難場所を知っておきましょう。

子どもの年齢に応じた対応を

災害にあったらどうするか、赤ちゃんと小学生では必要な災害グッズも違いますし、子どもの運動能力も、理解力も違います。
子どもの成長に応じて、災害対策も変えていくことを心がけましょう。

備蓄と避難グッズは事前に用意

しっかり備蓄し、自分たちにフィットした避難グッズを用意するだけでも、少しは安心感が違うのではないでしょうか。定番の避難グッズ以外で便利だったものを聞いてみました。
・度の合ったメガネ(普段コンタクトの場合も。避難所では清潔にケアできないのでメガネが安心)
・常備薬(持病のある方は必ず用意!)
・使い捨ての哺乳瓶(ミルクは届いても哺乳瓶が届かないということがあったそうです)
・ラップ(食器にかけて洗いものを減らす)
・おしり拭き・ウェットティッシュ(手が洗えない時や体の汚れを拭くためにも)
・おやつ(子どもに与えるだけでなく、大人も甘いものでカロリーを摂取できる)
・おんぶひも・抱っこひも(ベビーカーは使えないことも)
・マスク(感染症の予防のほか、スッピン隠しにも)

非常持ち出し袋の重さを確認

非常持ち出し袋の中身を用意したら、そのまましまい込むのではなく、持ち運びができるかどうかを試してみましょう。詰め込みすぎてママひとりの力で持ち上がらず、泣く泣く置いて避難した、という笑えない体験を聞いたことがあります。子どもと非常持ち出し袋、両方を同時に運ぶってどう考えても大変です。
以前テレビでフィッシングベスト(釣りに行くおじさんが着るようなポケットが沢山ついたベスト)に非常用持ち出しグッズを入れるというアイディアを見たことがあります。試してみてもいいかも知れません。

水と食料はどのくらい備蓄しておけばいいの?

被災した場合は救援物資が支給されるので、目安として家族の人数×3日分くらいを用意しておけばいいようですよ。…と聞いて私は少ないと思いましたが、計算してみると、4人家族なら3食×3日×4人で36食分となります。
乾パンのようにすぐに食べられるもの、レトルト食品など数種類を用意しておきましょう。 飲料水はひとり1日2リットルとして、4人家族の3日分は2リットルペットボトルで約1ダースですね。
水や食料は「避難用に」と、しまい込んでしまいがちですが、おすすめは「ローリングストック」という考え方。賞味期限前に食べて新しいものを買い足していきます。常に中身を少し入れ替えることができるので、デッドストックにはならないというわけ。食べ慣れておいた方が被災した時にも安心ですよね(ついでに決して手抜きではない、と主張しておきたいと思います)。
そうそう、赤ちゃんのいる場合、普段は母乳や手作り離乳食にこだわっている方も、粉ミルク、離乳食のローリングストックをおすすめします。被災したショックで母乳が止まってしまったり、離乳食を作る清潔な環境が確保できなかったり、という可能性があるからです。

子どもの生きる力を信じる

「備えあれば憂いなし」といいますが、どんなに備えても災害は突然やってくるし、子どものことは心配です。筆者も震災ころ、色々考えすぎて眠れないことがありました。
でも普段から心配しすぎてはストレスが溜まってしまいます。しっかり備えたら、ときどき見直し、あとは「子どもには生きる力がある」と運命を信じることも大切なのではないかと思います。

(文・曽田 照子)

著者:曽田 照子

ライター生活25年、3人の娘の母、子育てNGワードの専門家。子連れお出かけガイドの編集を機に育児書執筆の道へ。著書『子どもが自信を失う66の言葉』学研パブリッシング、『子どもに言ってはいけない55の言葉』メイツ出版など多数。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。

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