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2018年10月04日

保育園のママ友、いなくちゃダメ?

「保育園のママ友がいない」「ママ友グループが怖い」なんていう話をときどき聞きます。ママ友って本当に面倒くさい。でもその一方で「ママ友たちとBBQ♪うぇーい」なんてSNSの投稿を見るとうらやましい気持ちになることも。いてもいなくても何かと悩ましい、保育園のママ友問題について考えました。

いなくてもいい、いれば安心

さて、改めて「保育園にママ友って必要?」と聞かれたら「いなくてもいいよ」とお答えしたいと思います。ママ+友達=ママ友でしょうか。ママであって友達でもある、そういう人がいなくても保育園生活は回ります。
実際ママ友・パパ友の数が子ども同士の遊びに反映されることもあまりありませんし、仕事に家事に育児にフル回転で忙しい毎日、別に好きでもないママ友との社交に時間とエネルギーとお金を使うなら、自分や家族のために使ったほうがいいに決まっています。
でも、例えば保育園の遠足で何が必要なのか、うっかりプリントをなくしてしまったとき、電話やラインで聞ける人は確保しておいたほうが何かと都合がいいです。子どものお友達の親がどんな人なのかも気になりますよね(ゴシップ的な意味ではなく、お友達からわが子との関わりの意味で)。
というわけで「友達」という意味での「ママ友」は必要なくても「ママ同士のつながり」という意味での「ママ友」は、何人かいたほうが保育園生活は安心。でもいなくてもなんとかなる、という感じです。
私としてはママ友とは、善意と親切をベースに知人として淡いお付き合いが理想です。目が合ったらすこし口角を上げて(←ここ大事)、軽く会釈する程度がいい……と思っていたのですが、実際の保育園生活ではそれほどキレイには行きませんでしたね。何かと面倒で泣いたり笑ったり怒ったり、ベタに泥臭いお付き合いがありました。

なぜ保育園のママ友関係は面倒くさいのか

なぜ保育園のママ友関係は面倒くさいのか、原因を考えてみました。

お互い相手をよく知らない

保育園のママ友は、子どもを介してほんの数年、数カ月前に知り合った相手です。しかも会うのは送り迎えのほんの短い間。子どもが同い年、同じ保育園に通っているというだけで、ひとりひとり、価値観も常識も違うはずですが、それがよく見えない段階から、相手の地雷を踏まないように探りながらお付き合いしなければなりません。親しいふりをキープしつつ内面では気が抜けないという点に、保育園のママ友の面倒くささがあると思います。

お互いに「不安」である

初めての子育てでもそうでなくても、子どもが小さい頃の親は神経が張り詰めています。子どもを守ろうという本能でしょうね。対人関係も思春期のようにナーバスになってしまう時期。不安だからと寄り添っていければいいのですが、依存関係や、的外れな期待、裏切られたというような思い込みなど、自ら気持ちをこじらせてしまう人が少なくありません。

子どもが絡んでくる

ママ友との関係が悪くなると、子どもがそのお友達と上手くやっていけなくなるかもしれない……という恐れから、まったく価値観が合わず、仲良くなれそうにないママ友と毎週のように一緒に過ごしているという方がいました。そこまで極端ではなくても「子どものために」という理由で表面を取り繕ったお付き合いをしなければならない、というのは多くの人が経験しているでしょう。

保育園という閉じられた空間

保育園という狭い世界では、ママ友同士の関係は密度が高くなりがちです。だから仲良くなりやすいのですが、そこに息苦しさが生じがちなのも事実です。派閥や無視、小さな嫌がらせなど、閉鎖空間ならではの陰湿なトラブルも発生しやすくなります。

物理的に忙しい

保育園に預けて仕事をして家事をして、という生活のなかで「ママ友」との付き合いは優先度が低いですよね。

保育園と同時にママ友も「卒園」

結構面倒くさかった保育園のママ友関係ですが、それだけに対人スキルの訓練にはなりました。悪いことばかりではなかったことを付け加えておきます。

さて子どもが小学生になれば送迎がないので、他の保護者に会う機会は格段に少なくなります。
私を含め多くのママたちが子どもの卒園と同時に保育園のママ友関係を卒業しています。
なかには、子どもが保育園を卒園して10年以上経つ現在も仲良くしているママたちがいるそうですが、それはもう、ママ友の枠を超えて「友達」になっているのでしょうね。私自身は保育園ではそういう友達が出来ませんでしたが、それはそれ。友達は他のコミュニティで作ってもいいのですよ。

(文・曽田 照子)

著者:曽田 照子

ライター生活25年、3人の娘の母、子育てNGワードの専門家。子連れお出かけガイドの編集を機に育児書執筆の道へ。著書『子どもが自信を失う66の言葉』学研パブリッシング、『子どもに言ってはいけない55の言葉』メイツ出版など多数。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。

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