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2018年11月01日

「人生100年時代」って、働かされるだけでは?昔の日本の働き方と比較

人生が長くなるほど、働かなければいけない期間は増えていきます。「人生100年時代」いつまでも元気で働けるのは幸せなことですが、いま既にリタイアしている以下の世代にとっては「老後のんびり」なんていう生活は、もしかしたら夢の夢かもしれないと思えてしまいます。

30年前と今との違い

ちょっと視点を変えて昔を振り返ってみましょう。私はフリーランスが長いのですが、社会人経験約30年になります。初めての就職はバブル崩壊寸前の時期。昔は良かったというつもりはありませんが、私が新人だった頃を思い出すと、会社の様子はまったく違っていました。 30年前は……

メールがない

当時はまだメールが普及していませんでしたから、連絡事項は基本的にいちいち電話していました。相手が捕まらないという理由で仕事が進まないこともよくありました。それをいいことにサボることもよくありました。

携帯もスマホもない

携帯電話を持っていたのはまだ少数派でした。それも「しもしも~」って平野ノラがやってるあのサイズ。本体も通話料もバカ高くて、当時の携帯電話は連絡ツールではなくナンパ用の見栄アイテムでした。おったまげー。

パソコンもない

一般の職場にひとり1台のパソコンが支給されるようになったのは1995年のWindows95、98年のiMacくらいからでしょうか。パソコンがないので基本は手書き。あ、流石にコピーはありましたよ。

セクハラがあたりまえ

会社によっては女子社員のお尻を触るのがあいさつ代わり、というトンデモナイおじさん社員が実在していたそうです。今だったら大問題ですよね。

退社後は飲ミニュケーション

今よりも退社後に上司や同僚と飲みに行く機会が多かったんじゃないかと思います。「おごるよ」と言いつつ、上司はしっかり領収書を切っていました。経費で後輩にいい顔ができた時代です。

残業代はけっこう出た

景気が良かったバブル時代は残業代をケチるなんてことはありませんでした。経費もしっかり必要以上に出ることが多く、私は「タク券」(タクシーチケット)をもらって千葉の実家までタクシーで帰ったことがあります。

女性は25歳を過ぎたら売れ残り?

 キャリアウーマンか家庭に入るか女性の選択肢は二つでした。結婚退職が「寿退社」と言われる一方で、25歳を過ぎたら売れ残りという意味の「クリスマスケーキ」なんて失礼な言葉もありました。

この記事は私の主観で書いているので、詳しく知りたい方は当時を知る人に聞いてみると、世代間交流もできて良いのではないかと思います。
それにしても、30年前の日本、もう違う国、違う星のようです。当時を知る私でさえ、もしも、もう一度当時に戻ったとしてら、上手くやれない自信があります。

人生が何年あるかなんて本当は誰も分からない

たった30年でこれだけ変わるのです。
これからの時代、AIが発達し、ビッグデータは蓄積され、現実は拡張され、グローバル化は進み、テクノロジーは進化して……さらに大きく変わることは間違いないでしょう。

さらに、人生まだまだ長いと思っていても、来年重い病気にかかってしまうかも知れない、あした交通事故で死んでしまうかも知れない、というのが人間の本当のところです。100年時代とはいえ、あなたも私もあしたの命さえ保証されていません。

安定は失われつつあり、社会はますます変化する、自分自身の未来すら分からない、という事実に不安が押し寄せてきますが、心配するよりも「どうしたらいいか」を考えることの方が大切ですよね。
未来は誰にも見えない、ならば未来に幸せを先送りするより、いま幸せになって、その幸せを積み上げた先に未来がある、というイメージで進んでいったらいかがでしょう。子どもが育つ幸せ、仕事ができる幸せ、夫婦喧嘩の相手がいるという幸せ、子どもの未来を考えて学費を積み立てる幸せ……そんな風に数えていくと、人生どんなに長くても短くても、ずっと幸せのまま生きていけるのではないかと、私は思っています。

(文・曽田 照子)

著者:曽田 照子

ライター生活25年、3人の娘の母、子育てNGワードの専門家。子連れお出かけガイドの編集を機に育児書執筆の道へ。著書『子どもが自信を失う66の言葉』学研パブリッシング、『子どもに言ってはいけない55の言葉』メイツ出版など多数。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。

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