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2016年07月28日

【インタビュー】働くママ向けメディアを運営する会社の2人のワーママ。前例のない子連れ出勤をカタチにしながら、自らの体験談でたくさんのママ達のサポートを作り出していく現場のリアルトーク。

ワーママインタビュー第7回目は、働くママの応援サイト「LAXIC」「BRAVA」を運営する株式会社ノヴィータの2名のママをご紹介します。前例のない子連れ出勤をカタチにしながら、自らの体験談でたくさんのママ達のサポートを作り出していく現場のリアルトークは、働くママだけでなく、将来子供を持つ女性に勇気を与えてくれるインタビューとなりました! (写真左 ノヴィータ三好さん 右 齋藤さん)

――子連れ出勤をスタートしたのはいつ頃ですか?(camily編集部)
2016年1月に出産し、産後3ヶ月で復帰をしました。いわゆるスピード復帰ですが、今は打ち合わせが主なので連れて来た方が保育園に送り迎えする時間を考えると私には合っているんじゃないかな、と思ったんです。
「子供を連れて来てもいいよ」という会社の雰囲気にも背中を押された感じですね。私が出産する以前より面接や打ち合わせも、病気などで保育園に預けられないママには、子供の同席をOKにしていました。むしろ、そういった働き方を応援したいと思っているんです。(三好さん)

社内には、ハンモックやバランスボールもあるので子供を連れてくると喜びます。もともとは仕事で使用したものを保管しているうちに、社員がストレッチしたりストレス解消に使ったりと、仕事の合間に利用しているものなんですが。(齋藤さん) 今まさに出産して自ら体験しているところですが、いずれかは制度やルールを作って働きやすい環境をもっと整えていきたいと考えています。今はそういう過渡期なのかもしれませんね。(三好さん)

産後の”働き方”は全く想像つかず

――産後「働き方」に変化はありましたか?(camily編集部)

(写真 三好さん)

変化というよりは、産前は全く想像がつかなかったですね。何もかも初めてのことでしたし、社内でも子連れ出勤するのは私が初でしたから。
けれど、やってみたら「意外と大丈夫だな」と思いました。幸いにも、まだ月齢が小さいので子供も大人しく過ごしてくれるので助かっています。主には打ち合わせに参加するために出勤しているので、週2〜3日ほど連れてきています。
保育園の行き来がない分、時間も効率的ですし「連れて来た方が楽だな」と思っているんですよ。ただ、子供が動くようになって仕事に支障がでるようなら預ける必要があるのかもしれませんね。
そうやって子供の成長や子育ての経過をみながら「働き方」を選択できる、そんな会社に変わっていければと考えているんです。
新しいものを受け入れること、それが会社に合っているのか、ということも課題点になってくると思いますし、実際に私自身が示すことで体制が変わるモデルになればいいですね。何といっても、私が1人で出社している時よりも、子供がいるとみんな興味を持ってくれるんですよ(笑)(三好さん)

子供のいないスタッフにも子供という存在を感じてもらえますしね。みんなで支えている感じです。私も三好が重要な会議の時は子守りをしたりするんですよ。赤ちゃんはやっぱり癒されますね。(齋藤さん) ――このまま子連れ出勤を続けますか?(camily編集部)

出産前から「徐々に復帰する」というスタンスをとってみようと思っていて、実際に子連れ出勤をしてみて様々な気づきがありました。仕事や会社、子供の状況を総合的に考えて、今後は社員とコミュニケーションを取りながら一時保育の利用日を増やし、そして定期的に保育園へ預けていこうと思っています。
もしも預け先が見つからなければ、事業所内に託児所を作ることも視野に入れています。社員の半分が女性で結婚している者も多く、いずれかはそういったニーズも高まってくると思うので。
仕事や今まで作り上げて来たスキルを、子供がいることで諦めて欲しくないんです。やる気を削がずに働ける体制を大事にしたいと思っています。(三好さん)

「LAXIC」「BRAVA」の運営で共感すること

――「ママに向けたWEBサイト」の運営は、ご自身も共感することが多いのではないかと思いますが...(camily編集部)
(写真 齋藤さん)

当事者意識があるので、色々な面で活きていると思います。ただ、現在子供が5歳と3歳なので、過ぎてしまった0歳の時のことや、初めて子育てに向き合った時の思いなど忘れてしまっていることもあるんですよね。その点は実際に月齢が近いママや仕事仲間にリアルな声をもらっています。1人目と2人目の子育ても違いますよね、2人目の方が肩の力が抜けているというか。なので、自分自身も初めての子育ての時はあらゆることを慎重に考えていたという、初心に返ることをとても大事にしています。(齋藤さん)

――「LAXIC」に続き、新たなママサイト「BRAVA」の運営も開始されましたが、その経緯を教えてください(camily編集部)

ママメディアを立ち上げる時に私たちが一番悩んだのは、ママって色々な人がいるということです。「仕事している人」と一言でいっても色々な働き方がありますよね。子育てとの比重が多い人、仕事に比重が多い人といったように、これだけでも分かれてきます。偏りがでないようにすべての人に情報を届けたい、色々な方向からママの思いをサポートできる物を作っていきたい、そう思った時に1つの媒体だけでは発信力が足りないと思いました。(三好さん)

「BRAVA」は今の悩みを解決したいという現在派。家事や教育等の経験談から共感するメディアです。「LAXIC」は今後起きてくる問題を解決する未来派。キャリアのステップアップや、ママだけでなくパパや上司など関わる人たちの輪が広がる、気づきのメディアです。そんな風に捉えてもらえるとわかりやすいかもしれません。(齋藤さん)

――仕事が子育てに活かされていることはありますか?(camily編集部) 私の場合「妊娠」「出産」「子育て」と、自らが当事者になり事業と並走している、そんな状態です。なので、経験者に聞いてサイトを運営しながらも、その時々に生活に活きているという感覚ももちろんあります。それで思ったのは、「LAXIC」のサイト内でこれから子供を産む若い層の人たちへターゲットを広げていきたい、ということです。今はリアリティがなくても、いつか自分が妊娠、出産した時に「LAXICで読んだな」と思い出してもらえるものにしたい。そして役立ってもらえたら嬉しいですね。(三好さん)

私は「LAXIC」のインタビューで出会うママから刺激をもらっています。時間の使い方、体力面、育児と仕事を両立する姿勢に「もっと頑張らなくちゃ!」と励まされています。(齋藤さん)

それは私もわかるな! 子供が産まれた後のみならず、妊娠中からで色々な変化に戸惑うことがあったのですが、インタビューで経験者のママさんにお会いして「なるようになるよ! 」と背中を押されて気持ちが楽になったこともありましたね。また、働くママの役立つ情報を発信し続けてきたことで、より働き続けたいと思うようになりました。子育てしていると、同時に色んなことが起きますよね。ミルクをあげながら片手で食事をするとか(笑)! 時間に限りがあることや、その中で業務を済まさなくてはならない段取りの工夫や、同時進行のテクニックなど。その日々の積み重ねがキャリアであり、すべてに活きてくると思うんです。メールのレスポンスが早いのも、「今このタイミングでやっておかないと後ではできない(どんどん次がやってくる)」という習慣からだと思うんです。(三好さん)

――ところで、家庭内分担はどのようにしていますか?(camily編集部)

我家は、主人が朝担当です。基本的に夜は子供たちが寝た後に帰宅するので、朝をお願いするようになりました。1人目の復帰後、育児と仕事の両立が大変だな、と思う時期があったんです。どうしたら仕事の時間を増やせるか考えた結果、今の分担スタイルに辿り着きました。主人は特に抵抗がなかったようで、その日から「朝担当」になってくれたんですよ。朝食や身支度、保育園の送迎もしてくれるので、私は朝自分の時間に費やすことができています。また、土曜日の午前中は公園へ連れて行くというのも主人の役割になっていて、その時間で子供とコミュニケーションをとっています。(齋藤さん)

我家も夜は基本的に難しいですが、午前中は比較的お願いしています。子連れ出勤をしない日は、私は1人で出社し主人が娘を一時保育へ連れて行き、そして夕方私が迎えにいくというサイクルです。他はというと、正直まだ模索しているところなので、齋藤のような分担ルールの着地点を探しているところですね。基本的には「できるほうがやる」というスタンスですが、つい私がやってしまって自分で負担を増やしてしまうので、意識的にお願いするようにしています。復帰後1週間で分担の必要性を目の当たりにし、主人と話し合いをしたんです。そしたら、私が思っているほどには家事を頑張る必要がないことに気づいたんです。今では私が家事をしている時に一緒にやるか、別のことをお願いしますが、段々と主人の得意な家事というのも見えてきて! 風呂掃除と、休日の娘のお風呂が、主人の担当になっています。(三好さん)

ママの問題って「ママだけ」の問題じゃない

――働く女性にとって「働きやすい環境」とはどのようなものだと思いますか?(camily編集部)

私の場合は、子育てと仕事の行き来がもっと自由にできることでしょうか。そうすることで、子供にとってもママの役割をもっと果たせるのかな、と思います。というのも、子供の習い事で私自身罪悪感を感じたことがあるんですよね。保育園児は、朝から晩まで保育園なので平日習い事がしづらいんです。とはいえ、土日にすべての習いごとを詰めるのはとても大変。それを解消するためにも、例えば保育園内で習い事のシステムを導入したり、会社員でも、平日の習い事の日は送り迎えをしながら待ち時間に仕事をし、休暇扱いしない。そういった、時間と場所に捕われない働き方がもっと普及すればいいな、と思います。(齋藤さん)

私は、まだ子供の教育までいきついていませんが、そういうことも起きてくるんですよね! 子供ができる前も、実際ママになってからも思うのは、ママの問題って「ママだけ」の問題じゃないですよね。そして、ママであることを武器にしてしまうと「私はママなんだからここまでしかできません」と自ら壁を作ってしまうと思うんですよ。実はこれ、私が指摘されたことなんですが(笑)。
自らに制限があるから部外者のようになっているということをアピールしてしまうと、少なからず周りが一線を置いてしまうんじゃないでしょうか。せっかく仕事ができても、関係性としてはとてももったいない。だから働く場において「ママであることに罪悪感」を持たずに働ける環境が必要だと思います。
私は、今まさに率先して行なっている「子連れ出勤」もリアルな育児を周りに伝えていくことが必要だと考えているからなんです。
ママじゃない人からしたら「ママ」が抱えるものは経験してないからわかり合えない。けれど、少しでも「ママが働きやすい環境」を作るには、共感してもらい、「ママ」を理由にしないでいられる環境作りも大切だと思うんですよね。弊社でも子育てしやすい会社作りのために、必要な施策をどんどん取り組んでいきたいと思っています! (三好さん)

(文・森 初世)

「LAXIC」
「BRAVA」

●プロフィール
三好怜子
株式会社ノヴィータ
代表取締役社長/WEBプロデューサー
1児(0歳)のワーママ

齋藤有子
株式会社ノヴィータ
LAXIC・BRAVA事業 事業責任者
2児(5歳、3歳)のワーママ

著者:森 初世

子育て歴8年目の2児の母。「ヨガ」「顔ヨガ」講師として産後より活動をスタートし「Lapure(ラープレ)」「ヨガスタジオ/Lapure」を主宰。定期レッスン他、企業やメディアなどで活躍。書籍『5年後も若いと言わせる顔ストレッチ~Smile Yoga』を上梓。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。

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